EP17 下僕？ ページ18
今日はやけに一日が長かった。
それはたぶん、役決めとかをしていたからだと思うけど
「……はぁ。つかれた」
「だな。」
伸びる私をみて獄寺くんは、軽く笑った。
……え、バカにしてる笑みじゃないよね？
「獄寺くんなら、ツナくんの従者役になると思ってた。」
そういうと、獄寺くんは嬉しそうに笑った。
……えっ、やっぱりソッチ系…………？
「なんてったって、オレは10代目の右腕だからな！」
……右腕？
ツナくんの手下？てきな？笑
「ふーん。右腕……。
つまりツナくんの下僕ね。」
何のことか全くわからないので笑いながら言うと、
ツナくんが急いでこっちに来た。
「ちょっと待って、A。
獄寺くん下僕じゃないから。右腕も違うから！！
オレは、10代目なんかならないからー！！！
獄寺くんもそういうこと、どこででも言っちゃダメだって！」
「ですが！オレは本当のことをですね……」
「いいからー！」と叫ぶツナくんに
しぶしぶ頷く獄寺くん。
この間まで獄寺くんにビビってたのに……ツナくん、もう平気なんだ。変なの。
「……あ、ツナくん。」
私の声を聞き、振り向いた。
大きな瞳が、私を映す。
「……王子役、頑張ってね。」
なんて笑っていうと、ツナくんの表情は固くなった。
「う、うん…できるかな…？」
あはは……と苦笑い。
そんなツナくんに、私は言った。
「まあたしかに、ツナくんに王子様役はぜんっぜん似合わないけどさ。」
「冷た！！」
……でも。
ツナくんは私の________。
「……お互い大事な役だし。頑張ろ。」
自分の中にある気持ちに背を向ける。
窓の外を見ると、
雲がかかり始め……太陽が隠れ始めていた。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 130人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「リボーン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
碧みんく(プロフ) - 玲雪さん» 返事遅くなってごめんなさい！コメントありがとうございます！！がんばりますー！！ (2016年9月3日 21時) (
レス) id: cc06472bc1 (このIDを非表示/違反報告)
玲雪(プロフ) - はじめまして！いつも読ませていただいてます！更新頑張って下さい！！ (2016年9月2日 22時) (レス) id: 898d277df4 (このIDを非表示/違反報告)
碧みんく(プロフ) - ｶﾉﾝさん» これからもかがやかせ続けますよ！ (2016年6月2日 20時) (レス) id: cc06472bc1 (このIDを非表示/違反報告)
ｶﾉﾝ - 碧みんくさん» 王子様が眩しすぎて、心がャられたゼ…← (2016年6月2日 11時) (レス) id: e3a626b6a6 (このIDを非表示/違反報告)
碧みんく(プロフ) - ｶﾉﾝさん» 見えます、見えるぞ、王子様が!!(はーと) (2016年6月1日 22時) (レス) id: cc06472bc1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：碧みんく | 作成日時：2016年4月15日 7時
