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〇* ページ34

〇 Your side


目の前の光景を信じたくはなかった

それでもモニターの中の俺は

気持ち悪い嬌声をあげて体を反らす



先生と2人の付き添いが俺を責めるようにからかう声

そしてそれにいちいちびくびくして

醜い、俺



耳を塞ぎたい、なのに手は上がらない

震えているし先生にキツく握りしめられている



TR「お前は可愛いなぁ…素質もあるし

俺とこんな時間を過ごすのが大好きみたいだ」



目をぎゅっと瞑る

溢れそうになる涙が出ないようにすると前が見えない




無防備な俺は、手慣れたように手を引く先生に押し倒された




TR「…わかってんだろうけど

デビューまで、これがばら撒かれたく無ければ






可愛くおとなしくしていろ」


あぁ、どんなに恐ろしい脅しなんだろう

それは俺が体を許すのには十分な威力だった

体を弄る手に、涙が頬を伝った



















それからはほぼ毎日と言っていいほど

先生からのセクハラは絶えなかった


一応超えてはいけない一線を弁えているのか

先生のを入れてくることは一度も無かった

というか、先生はそれが目的では無いのは明らかだった



先生は俺が嫌がるのをただ楽しんでいた


体を震わせて怯える俺の表情に

未来を恐れて言うことを聞く俺を服従する優越感


体よりも俺の心を蝕んでくるようだった

それは練習中も、それ以外の深夜にもそうだった


 


対する俺はと言うと、

最初は毎日毎日怯えていたはずなのに

日が経つに連れて慣れてきてしまったのか


反抗する気はすっかり失せてしまった

それでも未だにからだは震えるし恐怖で涙は出る

自分の体はまだ正気を保っているようで安心すると共に

この地獄が永遠に続くような気がして止まなかった







何よりも大きな影響は

先生以外の誰かに触らせても体が強張るようになったことだ




以前までは自分からスキンシップをすることもあったし

手首とか握られても全く気にならなかったのに




練習中突然手を引き寄せられると

肩も揺れるし腕も避けようとしちゃう



まだ誰にも気づかれてはいないが、

あからさますぎるからそろそろ気づかれそう…






それでも、デビューまでだと思って毎日カウントダウン

本当にあと、一ヶ月を切るほどになっていた




ダンス、ボーカルの練習に先生からの接触

俺の心はずっしりと重く

疲労しきっていた

終わり ログインすれば
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まなさん(プロフ) - 私じゃ絶対に思いつかない発想です…もっとお話が進んでからになりますが、絶対に書かせていただきますね! (2023年1月29日 21時) (レス) id: 3060404450 (このIDを非表示/違反報告)
まなさん(プロフ) - mockn0369さん» リクエストありがとうございます! (2023年1月29日 21時) (レス) id: 3060404450 (このIDを非表示/違反報告)
mockn0369(プロフ) - はじめまして。楽しく拝読させていただいています!カバーステージのリクエストですが、ユンギのピアノ伴奏付きでのBest of Meのパフォーマンスをお願いします! (2023年1月29日 20時) (レス) id: 6d25d41aea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まなさん | 作成日時:2023年1月28日 0時

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