＃ベルフェゴール誕生祭！！！【５】 ページ47
「ところで、Aちゃん昨日は大丈夫だったの？」
「はい、おかげさまで・・・まさか隊長とボスがあんなに飲めるとは」
予想以上でした、といいながら頬をかくA
仕方がない、あの二人はザルどころか、底のない桶なのだから。
Aもそこそこ酒には強いみてぇだけど、酒豪二人を前にすれば落ちてしまうのも当然
「うー、次の仕事の打ち合わせしてたんで抜けられなかったんですよ・・・」
「あら、まぁ。そういう時はスクちゃんに伝言頼んだ方がいいわよぉ？」
「誰がスクちゃんだぁ、誰がぁ！！」
バン、とデケェ音を立ててスクアーロが食堂に入ってくる
カス鮫、うるせぇよ。
つか昨日潰れてたのはそれでか・・・
Aのことだから、自分の限界ぐらいは心得ているだろうにと不思議だったんだ
仕事を優先した結果ってわけか
謎は解けたし
「ルッスー、オレ腹減ったー」
「お前は自由人だなぁ！！？」
「しし、だってオレ―――――――」
そこまで言って、何かが喉につっかえる
朝の夢のせいだ
そうは思うも、やっぱ言えない。
「お誕生日ですもんね、ベル先輩」
ひょこ、とスクと俺の間にAが割って入る
・・・助かった
こういう、気遣いというか何というかが出来るところがAの美点だ。
ありがたく、便乗させてもらうか
「そー、ベル様のお誕生日！」
喉の奥に残った苦味は、無視することにした。
ぎゃいぎゃいと騒いでいるうちに朝食が出来上がり、各々が席に着く
その頃には、いつの間にかボスも来ていた。
そしていつもの騒がしい食事が始まる
・
・
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無事朝食を終えたオレ達は、それぞれ任務に取り掛かることにする
誕生日だって、ヴァリアー幹部は暇ではない。
Aとスクは本部に書類を提出に
ボスは食事会だ・・・きっと相手方は無事では帰れない。
レヴィもルッスも、確かどこぞのマフィアに打撃を与えに行く筈だ
オレにとっては、暇でない方が寧ろありがたい
きっと一人でこの広いヴァリアー城の中にいたら、考えてしまう。
あの日の事を、この左胸の奥にある冷たい心臓に刺さった棘の事を・・・
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黒兎(プロフ) - パセリさん» 返信遅れて申し訳ありません！文才なんてないですよ・・・あったらいのになぁ。コメントありがとうございました！ (2016年2月13日 23時) (
レス) id: 250aa1f5b8 (このIDを非表示/違反報告)
パセリ(プロフ) - 皆さん 文才あってずるいですー ミーに分けてほしいですー (2015年12月25日 18時) (レス) id: 33ab24130d (このIDを非表示/違反報告)
黒兎(プロフ) - みーさん» ありがと・・・なんか照れちゃうな(笑)あ、コメント返信これが最後なんだ・・・ごめんね。頑張って合格して戻って来るから、その時はよろしくね！じゃあ、また会おうね！ (2015年12月23日 0時) (レス) id: f11ba7750f (このIDを非表示/違反報告)
みー - 黒ちゃんズルい…文才ちょっとぐらい分けて欲しいよｯｯ!!!!面白かったよ、今回のも!! (2015年12月22日 22時) (レス) id: 546ff8ecd7 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎(プロフ) - みさっきーさん» そ、そうですか？なんだか照れてしまいますね・・・！嬉しいです (2015年12月22日 20時) (レス) id: 250aa1f5b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒兎 | 作成日時：2015年9月15日 20時
