＃レヴィ誕生祭！！【４】 ページ42
「・・・ぬ？」
差し出されたのは、赤いリボンのかけられた黒い箱
明らかにプレゼント用、と言った風貌のそれ。
「今日、レヴィさんお誕生日なんでしょう？」
柔らかに、そして悪戯っぽさを持つ笑みを浮かべるA
まさか。
まさか自分が祝ってもらえるとは・・・
「ベル先輩達ったら、昨年までお祝いしてなかったらしいじゃないですか！！」
ぷく、と頬を膨らませるA
あどけないその表情が、彼女がまだ１６歳であることを思い出させた。
「すまないな・・・」
「何言ってるんですか！」
クスクス、と上品に笑う彼女
そして自分に向き直ると、「それに」と続けた
「こういう時は、謝るよりもお礼を言われた方が嬉しいですよ？」
好奇心に満ちた、澄んだ金の瞳が自分の姿を捕えた
「・・・Ｇａｚｉｅ、A」
少女は笑う
純粋でひた向きな、美しい心で―――――
その夜は、Aの説教から始まった
幾らなんでもそれは酷い、とボスにまで進言する勢いである。
流石のボスも、これにはタジタジとした雰囲気だ
・・・お顔には、お出しになっていないが。
結局、今日の晩餐は昨年よりも少し豪華になった
そして何より――――
「おい、ドカス・・・てめぇの事は、嫌いじゃねぇ」
ボスが立ち去り際におっしゃったお言葉が、一番嬉しかった
この後狂喜乱舞したのは言うまでもない話である。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
黒い箱に入っていたプレゼントなのですが、皆さんのご想像にお任せします(笑)
サイズすら書いてませんし？
まぁ作者の中ではある程度・・・。
言うならば、防寒具といったところですかね
コート、マフラー、手袋・・・なんでもござれ！！
コートだとしたら、いったいどんな大きな箱だったのやら・・・。
あなたなら、彼に何をあげますか？
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黒兎(プロフ) - パセリさん» 返信遅れて申し訳ありません！文才なんてないですよ・・・あったらいのになぁ。コメントありがとうございました！ (2016年2月13日 23時) (
レス) id: 250aa1f5b8 (このIDを非表示/違反報告)
パセリ(プロフ) - 皆さん 文才あってずるいですー ミーに分けてほしいですー (2015年12月25日 18時) (レス) id: 33ab24130d (このIDを非表示/違反報告)
黒兎(プロフ) - みーさん» ありがと・・・なんか照れちゃうな(笑)あ、コメント返信これが最後なんだ・・・ごめんね。頑張って合格して戻って来るから、その時はよろしくね！じゃあ、また会おうね！ (2015年12月23日 0時) (レス) id: f11ba7750f (このIDを非表示/違反報告)
みー - 黒ちゃんズルい…文才ちょっとぐらい分けて欲しいよｯｯ!!!!面白かったよ、今回のも!! (2015年12月22日 22時) (レス) id: 546ff8ecd7 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎(プロフ) - みさっきーさん» そ、そうですか？なんだか照れてしまいますね・・・！嬉しいです (2015年12月22日 20時) (レス) id: 250aa1f5b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒兎 | 作成日時：2015年9月15日 20時
