＃ＸＡＮＸＡＳ誕生祭！【７】 ページ35
「ししっ♪おっせーの！」
別段、レヴィさんが遅いという事はないだろう
ただベルが異常に速いだけ
彼の身軽さは、恐らくヴァリアー内随一のものだ。
「あら、二人ともお疲れ様！」
「ん。それにしても・・・」
ベルは中央に置かれた、黒いテーブルクロスのかかった長テーブルを眺める
このテーブルは、足が猫脚になっていてかなり高級感を纏ったもの。
白いテーブルのため、黒いテーブルクロスとのバランスも美しい
そして、その上に置かれているのが・・・
「デカいケーキ！」
驚くなかれ、７段重ねのケーキである。
「あはは・・・ちょ、ちょっとやりすぎたかな？」
純白のそれは、半分以上が私が作ったものである
当初はルッス姐さんと共に作成しようかと言っていたのだが、何せお菓子作りは私の特技
どうしたって気分は乗ってしまう。
結果、一人で幾段にも重ね続けたケーキは、ついに７段重ねという境地に辿り着いた訳だ
「いんじゃね？ボスならこれくらい余裕じゃん」
「そ・・・？」
余裕、といっても他にも恐ろしい量の料理やスイーツたちが並べられているのだが。
もしかすると、実はAが知らないだけで彼の本気は底知れないのかもしれない
考えるだけである意味身震いがする思いである
ガチャッ
「やぁ、揃ったようだね」
「マーモンさん！」
飾りつけを早々に終え、自室で任務の書類整理にあたっていたマーモンさん
どうやら終わったらしい
ふわふわといつもの調子で浮かんでいる
と
バンッ
「う゛ぉおおおい！！帰ったぞぉ！！！」
隊長の大きな声が響き、私含む５人はハッとする
急いで隊長にクラッカーを手渡し、適当なあまりにも短い説明をした
そして
「るせぇ、カス鮫が」
今日の主役が登場する
パパン、パン！！！
『Ｂｕｏｎ Ｃｏｍｐｌｅａｎｎｏ，ボス！！』
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黒兎(プロフ) - パセリさん» 返信遅れて申し訳ありません！文才なんてないですよ・・・あったらいのになぁ。コメントありがとうございました！ (2016年2月13日 23時) (
レス) id: 250aa1f5b8 (このIDを非表示/違反報告)
パセリ(プロフ) - 皆さん 文才あってずるいですー ミーに分けてほしいですー (2015年12月25日 18時) (レス) id: 33ab24130d (このIDを非表示/違反報告)
黒兎(プロフ) - みーさん» ありがと・・・なんか照れちゃうな(笑)あ、コメント返信これが最後なんだ・・・ごめんね。頑張って合格して戻って来るから、その時はよろしくね！じゃあ、また会おうね！ (2015年12月23日 0時) (レス) id: f11ba7750f (このIDを非表示/違反報告)
みー - 黒ちゃんズルい…文才ちょっとぐらい分けて欲しいよｯｯ!!!!面白かったよ、今回のも!! (2015年12月22日 22時) (レス) id: 546ff8ecd7 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎(プロフ) - みさっきーさん» そ、そうですか？なんだか照れてしまいますね・・・！嬉しいです (2015年12月22日 20時) (レス) id: 250aa1f5b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒兎 | 作成日時：2015年9月15日 20時
