＃１４６．一級フラグ建築士ではありません ページ26
さて。
「ねぇ・・・ベル、私この部屋から自分の部屋まで見つからずに行ける自信ないんだけど」
「んー？大丈夫じゃね？」
いや大丈夫じゃないし
見つかったら私、疑われるんだけどな
不正じゃないのかーって・・・
「はぁ・・・じゃ、行くね」
ガチャ・・・
恐る恐るドアを開けて、廊下を見る
多分、誰もいない。
今はもう６時で、同期の隊員は訓練を始めている
訓練を終えている隊員なら、まだ寝ている時間でもある。
私は、訓練初日に隊長から「合格」貰ってるから受けなくてもいいんだよね
勿論、特別訓練は受け続けるけど
「・・・よし、大丈夫そう」
「んじゃ、後でなー」
「ん」
私は、新米幹部である。
にもかかわらず、ルッス姐さんの好意で一緒に食事を採るように言われているのだ
故に朝食も、幹部の方々と一緒なのだ
昼食は、主にアジトにいるメンバーのみで採るんだとか
当然仕事で抜けるメンバーがいるからだ。
昼間に入る仕事としては、表向きのものが多い
大量の殺しの仕事は少なく、特定の人物を殺すか同盟ファミリーに面会するかだ
夕食の後、夜中の仕事は・・・
ＶＡＲＩＡの、本領発揮と言ったところである。
それはさて置き
「(もー・・・ベルの部屋、私の部屋から一番遠いのに)」
私の部屋は、幹部棟につながる渡り廊下に一番近い
しかし、ベルの部屋はその渡り廊下から一番遠いのだ。
そこまで行くのに、もし見つかったら
即質問攻めにあい、バレるのは必至
どう考えてもマズイ
とはいえ、起きた時間的にはベスト
この時間に起きている人って少ないから、多分大丈夫・・・。
コツ・・・コツ・・・
！？
あー、大丈夫って言葉はフラグだったんですかそうですか
死にそう。
「(どこか・・・隠れる場所は・・・！？)」
キョロキョロと辺りを見回しているうちにも、足音は近づいてくる
心音が、どんどん大きくなるのが分かる
焦りとパニックで思考回路は完全にフリーズ
「(ど、どうしよ！？)」
こうなったら
ガチャッ
私は、ちょうどそこにあった部屋に飛び込んだ。
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黒兎(プロフ) - パセリさん» 返信遅れて申し訳ありません！文才なんてないですよ・・・あったらいのになぁ。コメントありがとうございました！ (2016年2月13日 23時) (
レス) id: 250aa1f5b8 (このIDを非表示/違反報告)
パセリ(プロフ) - 皆さん 文才あってずるいですー ミーに分けてほしいですー (2015年12月25日 18時) (レス) id: 33ab24130d (このIDを非表示/違反報告)
黒兎(プロフ) - みーさん» ありがと・・・なんか照れちゃうな(笑)あ、コメント返信これが最後なんだ・・・ごめんね。頑張って合格して戻って来るから、その時はよろしくね！じゃあ、また会おうね！ (2015年12月23日 0時) (レス) id: f11ba7750f (このIDを非表示/違反報告)
みー - 黒ちゃんズルい…文才ちょっとぐらい分けて欲しいよｯｯ!!!!面白かったよ、今回のも!! (2015年12月22日 22時) (レス) id: 546ff8ecd7 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎(プロフ) - みさっきーさん» そ、そうですか？なんだか照れてしまいますね・・・！嬉しいです (2015年12月22日 20時) (レス) id: 250aa1f5b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒兎 | 作成日時：2015年9月15日 20時
