＃１３７．自信家の自信喪失 ページ17
誰だろう？
睡眠を求める体を、無理やり布団から引きはがして起き上がる
「ふぁい・・・？」
ガチャッ
若干眠気のせいで呂律が回らないが、この際仕方がない
適当に返事をして帰って貰おう・・・
「あり、寝てた？」
「べ、べりゅ！？」
「呂律回ってねぇー」
目の前には、綺麗な金髪
私の彼である、ベルがそこにいた。
「どしたの・・・？」
「あー、とりあえず入ってもいい？」
「うん・・・」
他の誰かならともかく、ベルならば入れるしかない
ここで寝たところで、ベルなら安心
別の人だったら失礼かもだけど。
「・・・で、どうしたの？」
徐々に覚醒して来た意識
ようやく状況を頭にインプットし始める。
「あのさ・・・」
「ん？・・・ちょ、あっ」
ドサッ
急に肩を押され、バランスを崩す
決して強くはなかったが、いきなりだったので倒れてしまった
・・・ベッドの上に。
仰向けに倒れこんだ私の上に、ベルが覆い被さる
「え、べ・・・ベル・・・？」
「ししっ、顔真っ赤♪」
「だ、だって・・・！！」
こんなにも、近いのだから
スクアーロ隊長ほどではないとはいえ、ベルと私にはかなり身長差がある
１０ｃｍ近い身長差ともなれば、ここまで顔を接近させることなど・・・
下を向いているベルの前髪は、額から離れていて
その綺麗な瞳は、露わになっている。
「・・・隊長にも、そんな顔した？」
「へっ・・・」
「そんな可愛い顔、隊長にも見せた？」
・・・怒ってた
そういえばベルって、感情を隠すのが上手なんだった
帰ってきた時みたいに表情に表わす方が珍しいんだ・・・
「ベル・・・」
「オレさ、一応自分に自信ある方なんだよね」
知ってる
その余裕たっぷりの笑みが、カッコよくて
大好きで
「でもさ・・・A相手になると、不安になるんだ」
たまに見せる、その不安そうな顔が嬉しくて
そんな君も、大好きで・・・。
「ねぇ、ベル」
「ん？」
――――――・・・チュッ
ベルの白い頬を両手で包んで引き寄せて、キスをする
そっと、触れる位の
「・・・こんな事、私がベル以外にすると思う？」
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黒兎(プロフ) - パセリさん» 返信遅れて申し訳ありません！文才なんてないですよ・・・あったらいのになぁ。コメントありがとうございました！ (2016年2月13日 23時) (
レス) id: 250aa1f5b8 (このIDを非表示/違反報告)
パセリ(プロフ) - 皆さん 文才あってずるいですー ミーに分けてほしいですー (2015年12月25日 18時) (レス) id: 33ab24130d (このIDを非表示/違反報告)
黒兎(プロフ) - みーさん» ありがと・・・なんか照れちゃうな(笑)あ、コメント返信これが最後なんだ・・・ごめんね。頑張って合格して戻って来るから、その時はよろしくね！じゃあ、また会おうね！ (2015年12月23日 0時) (レス) id: f11ba7750f (このIDを非表示/違反報告)
みー - 黒ちゃんズルい…文才ちょっとぐらい分けて欲しいよｯｯ!!!!面白かったよ、今回のも!! (2015年12月22日 22時) (レス) id: 546ff8ecd7 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎(プロフ) - みさっきーさん» そ、そうですか？なんだか照れてしまいますね・・・！嬉しいです (2015年12月22日 20時) (レス) id: 250aa1f5b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒兎 | 作成日時：2015年9月15日 20時
