基本自由行動 参 【男主】

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そのまま深夜の道路を走る








『……オレが、不良じゃ無かったら、』





春千夜「…？」







『…オレが不良じゃなかったら、






妹は………芽衣は死ななくて良かったんだよな』








春千夜「………Aさん、






オレは、貴方がマイキーの下に着いていてほんとに良かったと思ってます。」







『……？』








春千夜「貴方は、1番マイキーに……王に忠誠を誓ってる。」








『……王？ そんな大層なものじゃないだろ、アイツ』









ふふっと笑う。










春千夜「ふふっ、そうですね…




……でも、オレにとっては王で、オレはあの人に着いていく。」











『＿＿＿＿＿…？待て、じゃあなんで天竺に…？』









春千夜「………それは…





ナイショです。大人になったら話しますよ」









『…大人……ねぇ。それまで覚えてるかな』









春千夜「覚えてますよ、






貴方が、ずっとマイキーについて行けば。」











『…………？



あっ、ここでいいや。ありがとうな、春千夜』









春千夜の発言に首を傾げながらも、バイクを止めてもらう。








春千夜「いえいえ。





……そういえば、春千夜って下の名前で呼んでくれてありがとうございます」








『……っ！！！』









それを言われて急に我に返る。



確かに、なんでオレ下の名前で呼んでたんだ……？









『っあ、いや、違くて……あの、








春千夜……って名前、なんかかっこいいから…



呼びたくなっちゃう……みたいな、







っごめん、嫌だったら三途って、＿＿＿』












春千夜「＿＿＿いえ、とっても嬉しいです」










マスクを下ろしてふにゃっと笑う春千夜









春千夜「……実は俺、マイキーと同じくらい貴方に忠誠を誓ってるつもりなんです。」







『………、？』









春千夜「よろしければ、これからも仲良くしてくださいね」











そう言って春千夜は俺の手の甲にちゅっと口付けした








…………ん、？口付け？












『っっ、わッ！？！？』






春千夜「ふふっ、ではまた今度」











そう言って去っていった春千夜









『………』









多分、少し顔は赤い









＿＿＿＿＿＿＿＿



春千夜ってバイク持ってるんですかね……？((

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