基本自由行動 参 【男主】

146 ページ47

蘭「まーたお前とやれなかった。」







『…そーだな、でもまだまだ俺らには時間がある。




大人になったら酒でも飲もう』







竜胆「兄貴ずるい！おれもAと酒飲む！」








蘭の後ろからひょこっと現れた竜胆にふふっと笑う








『おー、楽しそうだな。





また、今みたいにワイワイやれたらきっと楽しい』










蘭「……だな」









マイ「A、オレはヒナちゃんともう行く。




お前も早く逃げろよ」







『わかった。』








そう言って、マイキーはヒナちゃんを乗せてバイクではしって行った。








サイレンの音が聞こえ、そろそろ逃げなければならない








竜胆「…A、もう警察が来る。」




蘭「早く行け、」







『…じゃーな、また今度。』











そう言って、クルっとUターンした。













周りにはほぼ誰も居なかった。







バイクを持っていないオレはタクシーで帰るか、なんて考えていたところに、










春千夜「…Aさん、良ければ送ります」





『……春千夜？なんでもお前が、』





春千夜「…困ってそうだったんで」







『……じゃあ、お言葉に甘えて』










なぜ春千夜がオレを助けるのか、よく分からなかったが帰る宛てもないので乗せてもらった









〜









『…髪、長いんだな』





春千夜「はい、邪魔でしたか？」






『いや、そんな事ない。



綺麗だなーって、』







春千夜「……ありがとう、ございます」











春千夜が運転するバイクに乗る。


春千夜の後ろに座っているため、髪の毛が靡いてるのが目の前で見れた。







髪の毛を褒められたのが嬉しかったのか、彼は少し嬉しそうにしていた

147→←145

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す