基本自由行動 参 【男主】

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『…こっちのセリフですよ





施設で暮らしている子が1人死んだんですよ？


院長なら泣いて悲しむところでしょうが』









院長「……」










焦ったような顔をしたまま固まる院長



コツ、コツ、と足音をたてながら近づく









院長「っやめろ、来るな、」






『…芽依の身体、売ったんすか？おじさんに







何円になりました？芽依の身体。ねぇ』











院長「っあれは俺のせいじゃ、」













『…は？この場に来て言い逃れ、？






ははっ、笑えるな。


俺の方が頭使えんぞ。この状況なら素直に話せよ』










院長「っ本当に…！！



めっ、メガネをかけた色黒の男に言われたんだっ！！！」









『……あ？』












その特徴を聞いて、1人の男が頭に浮かぶ。








＿＿＿稀咲











『……あ〜、なるほどね、稀咲か………』








院長「っそう、そうだ、」









『…逃げようとしてるとこ悪いんだけどさ




元凶はアイツでも犯行したのはオマエ





オレはどっちも殺す』











そう言ってナイフを懐から取り出す














千冬「＿＿＿＿＿＿＿＿っ待ってください！！！！」












『…ちふゆ、？』












バッと、突然前に大の字で現れた千冬に驚く












千冬「…芽依さん、死んだんすよね」






『…知ってんならどいてくれ』







千冬「……無理っす。





オレは、アンタを止めるってアンタと約束した」










『……俺が人を殺すなんて、どんな理由だろうってよく考えてた。






でも、こんな理由だなんて、思いつかなかった』









千冬「……」










『………ごめんな、千冬。





多分、オレはコイツを刺しても後悔しない』









そう言って千冬を退かし、ナイフを持った腕を振り上げる









千冬「っ待ってくださ＿＿」














ドスッッ

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