基本自由行動 弐 【男主】

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『…え？』







千冬「場地さん！！




稀咲テメェ！何をしたァ！！」









千冬が稀咲に怒鳴りつける。









稀咲「見てたろ？オレは何もしてねぇ」









稀咲の言うとうり、コイツは何もしてない。






じゃあ、なんでこんなことになっている？









場地の体を見ると、腹部から大量の血が流れていた。









＿＿＿一虎だ。









俺がそう気づくと同時に、千冬が「一虎ぁぁ！！」と叫ぶ。




一虎は正気が無さそうで、何かをブツブツ言っていた。







『一虎、なんで』









稀咲「やっぱヤベぇ奴だな 一虎は！



そうか！場地を芭流覇羅に引き抜いたのはこうやって寝首をかくためか！！」






唐突に白々しい演技をする稀咲に顔を向ける。





すると、









稀咲「ねぇ？総長」









『マイキー…！』









稀咲の背後にマイキーが立っていた。









マイ「……殺したかった…ずっと………




テメェが年少から出てきたら、真っ先に俺が殺そうと思ってた。




そんな俺を諭し続けてくれたのが場地だった」









車の山を降りながら話すマイキー。









ドラ「マイキー、」




マイ「ケンチン







喧嘩はもうおわりだ」








半間「は！？




オイオイオイ、喧嘩は終わり！？


ナメてんのかマイキー？




そんなのテメーの決める事じゃねーだろーが！！」









半間が言い終わると、ドンッ！！という音が響いた。








気づくと、半間は床に倒れ込んで、意識を失っていた。









恐らく、マイキーの蹴りで気絶したんだろう。









半間が1発でやられたことで、芭流覇羅メンバーは逃げていった。

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