基本自由行動 壱【男主】

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半間「あ…？




おい、赤鷺？どうした」









口元を抑えて部屋を飛び出してきたオレに気づいた半間。



いつもと違って、こういう時だけは心配してくれんのか。









『…なんでもない、ｯ』








半間「はぁ？それでなんもねぇは無理ありすぎんだろ」









恐らく、酸欠で俺の顔は真っ青だ。



ただでさえ色素が薄くて、肌が白い。

それで顔が青いなんて、病気にしか見えない。









『…ちょっと外出る』




半間「…別にいーけど倒れんなよ。めんどくせぇから」









しつこく止めてこなかった半間に心の中で感謝をしながら近くの公園へ行く。









『っは、ｯは、はー、』








段々と治ってきた呼吸。



過呼吸の時は息を吐くことに集中するといい、と昔テレビ番組かなんかでやっていた。


あの情報が役立つとは。









もう夜も遅いので子供は寄り付かないであろう。


ただ、東卍のメンバーが来る可能性はある。



中が空洞になっている山のような遊具の中に、隠れるように入る。









静かな場所。


自分の呼吸の音だけが響いた。








段々とその静けさが心地よくなり、眠気を誘われる。









場地「＿＿＿おい、こんなとこで寝んなよ、A」









『うわっ！？』

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