ヤンキー達と生徒会長【男主】

2 ページ2

彼は男の人達を指さしながらそう言った



恐怖で声が出ないが、必死にコクコクと頷く






？「…そっかぁ、じゃあオレが助けてやるよ




目ェ、瞑ってて」








言われた通りに目を瞑る。




数秒後、ゴキッと痛々しい音が鳴った。

その後も数回








？「……よぉし、目開けていーよ」








恐る恐る目を開けると、拳に少し血をつけた彼が笑顔で立っていた








『ぁ、……え？』




？「ハハッ、面白い反応すんね。立てる？」









そう言って、汚れてない方の手を差し出してくれた。


握ると、グッと引き上げてくれた









？「オレ、羽宮一虎。おまえは？」



『な、なつ…め、A…』



一虎「あーそっか、そういえばさっき聞いたわ





よし、Aな！オレは一虎でいーよ！」









彼は満面の笑みでそう言った



俺の中で、ヤンキーの印象が少し変わった。










〜









一虎「あれっ、オマエ同じクラスだったんだー！！」



『っわ……一虎か、』







大きな声でそういう一虎。

「良かった！仲良くしよーぜ！！」って思いきり背中をバシバシ叩いてきた。

痛かったけど、俺も笑いながら「うん」と返した

3→←1

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す