あらら2 ページ3
家に向かい歩き始めて数十分
「本当にストーカーじゃないんだよね?」
そう、その少女は未だ付いてきていたのだ
完。
じゃ無くて。。。
そう俺が問うと
『い、いえ、あの、う、家、家が
お、おなじ、おなじほうこう、で』
お?まふみたいだなこのこ。
めっちゃコミュ症発揮してるよ。
しょうがない
そらるさんが話しやすく
話題を振ってあげよう。
「ねぇ?家って何処なの?良ければ
さっきのお詫び?になるか分かんないけど
送るよ?」
すると少女は
『!?え、えと、その、と、とても、いいず、
らいの、です、が、さっ、さっき、あなたが、
いっ、たじゅ、じゅうしょと、お、おなじ、
なん、です、』
いや、めっちゃ驚かれたんだけど?
まぁいいか。
てか、住所おんなじてどんな奇跡だよハハッ。
生憎だが俺の家はマンションなので
こうゆう事がたまーにある。
そう、たまーに。。。
「そっか、なら、一緒に帰ろ?」
『めめめ、めいわく、です、から』
「いや、どのみち帰り道変わんないし」
『ウッ。。。そ、そーでした』
ん?今ちょっと嫌そ〜な顔したの
そらるさん見逃さなかったぞ?
「んじゃ行くか」
そして他愛もない世間話をして
マンションのロビーにつくと
なんとここでも奇跡が
エレベーターに乗り7階を押す
すると少女は自分の階のボタンを押さないので
聞いてみた
「あの、階数ボタン押さないの?」
『え、っと、7階です。。。』
「あ、そっか」
今多分信じられないくらい
清々しい顔してんだろーなー。
だってちょっと考えれば分かるんだもん。
はぁ、はずかし。
そんな事話してそんな事考えていると
エレベーターは7階についた
「んじゃ、」
『はい』
ちょうど隣に住んでるしまふに
教えてあげよう。
多分あいつもどんな奇跡なんですか!?って
笑い転げるんだろーなー。
そう思っていたら俺の隣の部屋のドアノブに
少女が手を掛けたので
俺は焦って
「ちょちょちょちょまっ!!」
なんていってしまった
『え、あの、かえ、りたい、のですが、』
「いや、だってそこ、まふの部屋じゃん
妹いるなんて聞いてないし」
そうだ空想妹の話なら腐るほど聞いてきた
だが!?本当にいるとは聞いてない!
『いや、兄なら、います、けど?』
「え、」
ま「A〜!!どうしたの!?
開くような音はしたけどなかなかはいってこなくっ。。てっ。。。」
大天使の降臨だ
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作者名:黒須枢(狐) | 作成日時:2017年9月23日 3時