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後悔の無い選択を ページ47





その日の夜、お父さんとお母さんに吸血鬼の事や血の事を聞いた
まぁほとんど知ってる内容で新しい情報は無かったけど




『…………あのね、番の事を相談したくて』




父「番か普通の生活か迷ってるんだろ?」




『え…………気づいてたの?』




母「そりゃわかるわよ。それに好きな人が居るって事もね」




エスパーなの?
それとも私が顔に出やすいの?




父「番の事はAの好きなようにしたらいいよ。誰かの番になるのも、ならないのもお前に選ぶ権利があるんだから。ちなみにお父さんはあの三人なら大歓迎だよ」




母「どっちを選んでもAが幸せならそれで良いの。後悔の無い方を選択しなさい。お母さんもあの三人なら大歓迎よ」




『…………番の事、お母さんは後悔してないの?』




母「してないわよ。だって吸血鬼って事も含めてこの人が好きなんだもの」




『お父さんは?』




父「後悔は無いよ。血が特別とか関係無くお母さんが好きで守りたいから番になってってお願いしたんだから」




つくづくこの二人は凄いと思う
お互いが想い合ってれば吸血鬼も人も関係無いんだって思えてくる




『お父さん、お母さん、ありがとう!私、どうしたいか決まったよ』




父「そうか」




母「全部終わったら話してね?お母さん楽しみにしてるから」




『了解!』

思い出す→←ありがとう



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作者名:怠惰の兎 | 作成日時:2021年3月22日 2時

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