吸血鬼な彼等との生活は………【呪術廻戦】 (ページ45)

今日:22 hit、昨日:8 hit、合計:75,910 hit

夜の散歩五条ルートページ45

．

『悟､今から少しだけ散歩に行かない？二人には許可もらったし』

悟「いいよ｡ちょっと待ってね」

．

悟「それで？何か話があるんじゃないの？」

『あはは……バレてたか｡さすが悟』

悟「話して」

『うん｡………あのね､来週両親が帰ってくるの｡だから私家に戻るからその前にどうしても聞きたいことがあってさ』

悟「なに？」

『悟が私を番にしたい理由』

悟「…………前にも言ったけど､僕はAを一人の女の子として見てる｡それは今でも変わってない」

何となくはわかってたけど､あの時から悟の気持ちは変わってないんだね
今じゃ私も悟の事を幼馴染みのお兄ちゃんとは思ってないし

『…………でも私まだ高校生だよ？今後､卒業までに悟に私じゃない大切な人ができるかもよ？』

悟「それはあり得ないよ｡僕はA以外眼中にないから｡それに僕の片想いの年数に比べたらAの卒業を待つ方が短いもん｡余裕で待てる」

『凄い自信だね』

悟「そりゃ大好きだもん｡いや違うな｡"愛してる"だね｡僕がAを番にしたい理由は………まぁ今ほとんど言ったようなものだけど好きだからだよ」

『……………』

悟「特別な血はどうでも良いんだ｡僕はA自身が好きだから番になってほしい｡僕と一緒に生きてほしいんだ」

これは全部､悟の本心だ
嘘偽りの無い心の底からの気持ち
付き合いが長いからこそわかる

『教えてくれてありがとう悟｡でも､すぐには答えられない』

悟「いいよ｡焦らずゆっくり考えな｡これはAの今後の人生に関係してくるから簡単に答えられる問題じゃないって事くらい僕もわかってるし」

『うん』

悟「でも少しは期待して待ってても良いよね？」

『さぁ～どうだろうね？』

悟「えぇ～Aは意地悪だなぁ」

いや､悟にだけは言われたくないわ
あぁ～こういう茶番ももう少しで終わりか
全く会えなくなるわけじゃないのに寂しいな