初めての…… ページ5
突然すぎて何も反応出来なかった
『ちょっ悟何してるの!』
悟「ん………何って血を舐めてるんだけど」
『いや見ればわかるけど!何でそんな事』
悟「美味しそうだったから」
『………は?……美味しそうって、え?何言ってるの?』
何で平然とした顔でそんな事言えるの?
それに普通血なんて美味しくないじゃん
悟「はぁ……すごく甘い。こんな血初めてだ。匂いからなんとなく察しがついたけど想像以上」
『っ///』
恵「………五条先生だけ先にズルいですよ」
悠「そうだよ。俺達あの甘い匂い嗅いでも我慢してたのにさ」
『え………』
まさかとは思ってたけど二人もなの?
血飲むなんて吸血鬼みたいじゃん………
でも吸血鬼って日光とか駄目なはずだし
悟「もう気づいたかな?僕達三人はね吸血鬼なんだ。ごめんね?本当はこんな事するつもりなかったんだけどさ」
悠「あの血の匂い嗅いだらさすがに我慢とか無理だわ」
恵「大丈夫だ。痛いのは最初だけだから」
『じょ冗談でしょ?ねぇ』
逃げたくても後ろから悟に抱き締められたから逃げられない
それどころか右手を悠仁君、左手を恵君に掴まれて余計に逃げるのが難しくなった
悠「…………俺鎖骨がいいな」
恵「俺は首筋」
悟「二人ともズルくない?」
悠・恵「あんたはフライングしただろ」
悟「そうですね〜しょうがないな。今日は若人に譲ってあげるよ。となると僕は耳だね」
鎖骨とか首筋とか耳とか色々話してるけど私だって馬鹿じゃない
今言った所から血を吸うんだって嫌でもわかる
『……いっ』
悠「んっ………マジで甘い」
恵「ヤバイな……癖になる」
悟「はぁっ、ん………二人もAの血が好きみたいだよ?でもA一人からあんまり吸いすぎるのは良くないよね」
『ぁ……ん、っ…………ぅ』
私、感覚が麻痺したのかな………
最初は痛かったのに噛まれたところがだんだん熱を帯びて血を吸われるのが気持ち良くなってた
悠「ごめんなA。怖かったよな?」
恵「安心しろ。今日はもうしない」
『……今日は?』
悟「うん。今日はしない。でもこれからはAの血を貰うからね?あと僕達の事は誰にも言っちゃ駄目だよ」
言えるわけ無い。こんな事誰も信じてくれないし
でも何とかして三人から逃げないと私の身がもたない
あれ………頭ボーッとする……………
147人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:怠惰の兎 | 作成日時:2021年3月22日 2時