謎の視線 ページ15
悟の家に来て1ヶ月が過ぎた
相変わらず血は吸われ続けてます
こう何回も噛まれたり吸われたりすると三人それぞれの癖というか違いに気づいてしまうわけで………
まずは悠仁君
荒っぽいと思いきや実は一番気遣って血を吸ってる
合間に頭を撫でて安心させてくれるので自然と身を任せてしまう
貧血で動けないと"身の回りの事は任せろ!"って感じ
次は恵君
悠仁君と逆で荒っぽいんだよね。でも痛くはない
基本的に後ろから抱き込んで血を吸う事が多い
よく頬を撫でてくるけど癖なのかな?
吸血後はハー○ン○ッツを買ってくる
最後は悟
血の吸い方がねちっこいし耳攻めもしてくるから終始赤面は当たり前
押し倒して吸血するのが好きなのか毎回押し倒される
吸い終わると甘やかしが始まる
といった感じです。吸血されながら何を観察してるんだって思うけど
まぁ観察は最初の方しか出来てないけどね
お恥ずかしながら途中からは何も考えられないくらい気持ちよくなってるので…………
『…………久しぶりに一人で帰るなぁ。最近はずっと悠仁君か恵君と一緒だったし』
今日は悠仁君も恵君も用事があって一緒には帰れないそう
悟は立場的に駄目だし
仲の良い友達は家が逆方向なので、そうなると必然的に一人なのだ
『こういう生活になる前に戻ったみたいだなぁ………………やっぱり見られてる』
一週間前くらいから等下校中いつも誰かに見られてるような気がするんだよね
視線が刺さるみたいな感じで
あくまで気がするってだけなのでまだ誰にも相談してない
『……………今日は一人だからいつもより見られてる感じが強いな』
まだ学校出たばっかりだから悟の家まで距離がある
もしこの視線が気のせいじゃないなら今は非常に危険な状況という事だ
『走るか』
運動は得意だし走るのだって一応速い方だ
まずは安全確保のために人が多いところまで行かないと
幸運なことに私や悟の住んでる地域は人通りが多い
.
『はぁ……っ…………はぁ〜こんなに走ったの久々かも』
思ってたより疲れた………運動不足かな
でも家の近くまでは来たし大丈夫なはず
悟「A?」
『あ!さと……じゃなくて五条先生も今帰りですか?』
悟「うん。………何でそんなに息切れしてんの?」
『えっ!?あぁえっと……これは、運動のために走って帰ってきたからです!』
悟「…………そう」
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作者名:怠惰の兎 | 作成日時:2021年3月22日 2時