自分の気持ちを ページ14
『はぁ………』
昨日の事が頭から離れなくて困った
番になる準備が終わったら私は…………
悠「昨日からため息ばっかりだなA。何かあったのか?」
恵「なんとなく察しがつくけどな」
リビングで一人悩んでいたら悠仁君と恵君が心配そうに話しをかけてきた
二人に話すべきなのか迷ったけど他の友達に相談できる内容でも無いしと思って昨日の事を全部話した
悠「なるほどな〜つまりAは番の事で悩んでるのか」
『うん。………でも二人にはどうでも良いことだと思うから気にしないでいいよ』
恵「いや、気にするだろ…………まぁ番になる準備って言っても五条先生の言うとおり最後に相手を決めるのはAだ。そこに俺達が何かを言う権利は無い。俺達三人の中の誰かでも、それ以外の普通の人間でもAの好きな方を選んで良いんだ」
悠「そうそう。少し体の変化に戸惑うかもしれないけどさ、自分の気持ち第一で考えて良いからな。吸血鬼とは一緒になれないって思ったらそれで良いし、言ってくれ。本音は選んでほしいけど………」
いつも勝手に許可なく血を吸われるから三人以外の選択肢なんて無いって思ってたのに、二人は私の気持ちを第一で考えて良いって言ってくれた
話して良かったかも
一人で悩んでても何も解決しなかっただろうし
悟「あれ?三人揃って何してたの?」
『相談にのってもらってたの』
悟「何か悩んでるの?」
『昨日、悟に言われた番の事』
恵「五条先生が説明不足すぎるんですよ。どうせ"自分の事を見ろ"とか余計なことしか言ってないんでしょうけど。全部話すんで耳かっぽじって聞いてください」
恵君が私が悩んでた事を全部悟に説明してくれ、それを聞いた悟も反省してた
まぁ悟の説明不足は今に始まったことじゃないから気にしてないけど
悟「ごめんねA。まさかそんなに重く考えてるとは思ってなくて」
『謝らなくて良いよ。………………もう説明不足な事無いよね?』
悟「無いよ!絶対無いから安心して」
悠「…………本当にAの事になると性格変わるよな五条先生」
悟「それだけ一途なの!」
恵「でも立場的に幼馴染みって事を抜きに考えると"教師"と"生徒"ですよね?犯罪ですよ」
悟「そこはバレなきゃ大丈夫」
『いや、あの私まだ悟を選んだ訳じゃないから。言い方的に変な誤解されるから気をつけてね?』
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作者名:怠惰の兎 | 作成日時:2021年3月22日 2時