愛を考えてみて、それから伝える【黒尾生誕祭】 (ページ36)

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最高でしたページ36

部活前。

待受のAを見つめながら声を漏らす

黒尾「あー、Aに会いたい……」

夜久「女々しい奴だな」

海「まぁまぁ、ずっと会えてないんだろ？」

海の言葉に頷いて、

Aを想う

ﾘｴｰﾌ「Aさんって美人ですよね！」

黒尾「だろ」

研磨「(立ち直り早……)」

Aはかなりの美人だから、

誰かに取られないかが一番心配だ

そう、あれからAが言う「楽しみだね」が頭から離れなくて、電話をするたび聞いてみた

その度、

あ『いつかわかるよ』

と、ちょっといたずらっぽく笑うAを想像してはニヤける

黒尾「……気になる」

研磨「……何が」

聞いても教えてくれないからか、

俺はいつしか聞く事を忘れていた

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あ『久しぶり黒尾くん』

黒尾「おー、元気だったか？」

あ『うん、聞いて！今日面接練習でね…』

ちょっと怒ったり、

ちょっと喜んだり

喜怒哀楽がわかりやすいA

黒尾「Aならいけるって」

あ『…黒尾くんに言われると、頑張れるな』

画面の向こうから嬉しそうに笑う声が聞こえた

Aは大学に受かる見込みがあるそうで、

頑張ってるらしく

最近あまり電話をできなかった

メールは来るけど、

声を聞ける方が嬉しい

いや、でもA今頑張ってるし…

俺も、いろいろと頑張らないとな