第83話 ページ35
菊地原「なにその反応⋯謝らなきゃ良かった」ブスッ
菊地原はハルがニヤニヤしながら嬉しそうにした反応を見て謝ったことを後悔した
「うふふ〜、まぁそういうなって。ちゃんと謝ってくれてありがとう、偉い偉い」
ハルは嬉しそうにニコニコ笑いながら菊地原の頭を撫で回す
菊地原「やめろ〜」
歌川「良かった⋯」ホッ
その光景を見ていた歌川は安心したようにため息をついた
嵐山「ではそろそろパトロールの時間ですか?」
風間「そうだな、俺はこのデータを開発室に渡してから外へ行く。お前らは先に外に行っていろ」
歌川/菊地原「了解」
「おけ〜」
嵐山「では、俺もそろそろ行きますね。お疲れ様でした」ペコッ
「お疲れ様嵐山くん、また今度ね〜」
嵐山「はいッ!では!」
パタンッ。嵐山は笑顔でお辞儀をすると、部屋から出ていった
そして風間も同じく開発室に行くため部屋から出ていく
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「というか、ホントに怪人がまた来るの?あれが最初で最後とかだったら私普通にタダ働きだよ⋯」
歌川「上層部の考えではまた来る可能性が高いようですよ。それに、来なかったとしてもこの見回りには時給が出ているのでタダ働きにはならないかと」
菊地原たち3人は一足先に外へ出て風間の到着を待っていた
「あ、そうなの?時給出てるんだこの見回り⋯じゃあいっか」
菊地原「⋯」ジッ
歌川に新たな情報を教えてもらったハルは納得したように頷いた、そしてそのハルの事をジッと見つめる男がハルの隣にはいた
「⋯あの、菊地原さん?私の顔になんか付いてます?(苦笑)」
ひたすらに顔を見られ居た堪れなくなったハルは菊地原を見てそう問いかける
菊地原「⋯別に。ただ、ここで普通にしてるハルさんを見てるとさっきの戦いが嘘みたいだなって思っただけだよ」フイッ
菊地原はそう言ってハルから目を背けた
「それは褒めてんの貶してんの⋯?」
菊地原「ただの感想だよ」
歌川「確かに、こうして見てるとハルさんはただの綺麗な女性にしか見えませんからね」
菊地原の言葉に同意した歌川はニコリとハルに笑いかける
「はいッ!?」ビクッ
そして当然、褒め言葉に対して耐性がないハルは歌川の突然の言葉に大きく動揺をした
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沢村 響子
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鈴村十四郎(プロフ) - 環さん» コメントありがとうございます!一気読みしてくれてとても嬉しいです!そしてご指摘の通りこれは主人公のミスではありません作者のミスです⋯このままだと多分気づかなかったです⋯!環さん教えて下さりありがとうございます! (2022年1月21日 20時) (レス) id: f8d388e027 (このIDを非表示/違反報告)
環 - 面白かったです、一気に読みました!風間さんの名前の蒼也が蒼介になってるのは主人公さんが言い間違えてるだけでしょうか?そうだったら申し訳ありません>< (2022年1月21日 18時) (レス) @page23 id: e2e8af744b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴村十四郎 | 作成日時:2022年1月16日 15時