第81話 ページ33
風間｢今のところ怪人を倒すヒントはハルさんにしか無い､ハルは嫌だろうが我慢して協力してくれると有難い｣
｢うっ⋯蒼也くんサラッと私の心情読むね(≡ε≡;)
いやでもまぁ､そうだね。私のわがままで本部が対策立てられなくなってもイヤだもん。ごめん嫌がって。ちゃんと協力します｣
ペコリとハルは風間に頭を下げると､真面目な顔になる
風間｢いや､頭を下げなくてもいい。こっちこそ無理を言ってすまない｣
嵐山｢ハルさんはデータ収集をされるのが嫌なんですか？｣
すると､そのやり取りを見ていた嵐山がハルに問いかける
｢というより､戦ってる所人に見られるのが嫌いなんだ(苦笑)｣
菊地原｢一瞬で倒すのに見られるのがイヤとかあるの？｣
｢前までは何も気にしてなかったんだけどね､一瞬で相手を倒すっていうのがイヤになってきちゃってさ｣
菊地原｢ふーん､強いのに見られるのがイヤなんだ。傲慢だね。ハルさんみたいに強くなりたくてもなれない人達なんていくらでもいるだろうに。｣
菊地原はハルの言葉を聞き呆れた顔でそう言った
｢⋯私の戦い方は､自分は守れても人は守れないから(苦笑)｣
ハルは､そう言って菊地原に笑いかける
菊地原｢！！｣
｢って､こんな話はいいから！やるんでしょ､データ収集。ぱっぱと終わらせて早く見回り行こう！｣
ハルは自分の言葉で部屋の空気が重くなっている事に気付いたため､手を1度パンッ！と叩き笑顔で話を変えた
｢こん中入ればいいんよね？｣
風間｢⋯あぁ｣
｢うっしゃ早くやろ！｣
そう言ってハルは1人トレーニングルームの中へ入っていった
歌川｢⋯ちゃんと後で謝るんだぞ｣
菊地原｢⋯わかってるよ｣
ハルが部屋に入った後､歌川は菊地原にそう語りかけ､菊地原も気まずそうな顔でそれに応えた
嵐山｢それにしても､ああ見えて中々複雑な心境のようですね｣
風間｢⋯そうだな｣
嵐山｢迅から聞いていた話とは随分違いますが､迅はこのことを知っているんでしょうか？｣
風間｢さぁな､アイツのことよりも今俺たちはハルの世界についてより深く知らなければならない。そっちに集中しろ｣
嵐山｢それは⋯すこし冷たいんじゃないですか？｣
風間｢今やるべき事をしろという話だ｣
嵐山｢⋯はい｣
そう言って、風間たちはハルのデータを取る為持ち場につき始めた
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弧月
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沢村 響子
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鈴村十四郎(プロフ) - 環さん» コメントありがとうございます！一気読みしてくれてとても嬉しいです！そしてご指摘の通りこれは主人公のミスではありません作者のミスです⋯このままだと多分気づかなかったです⋯！環さん教えて下さりありがとうございます！ (2022年1月21日 20時) (
レス) id: f8d388e027 (このIDを非表示/違反報告)
環 - 面白かったです、一気に読みました!風間さんの名前の蒼也が蒼介になってるのは主人公さんが言い間違えてるだけでしょうか？そうだったら申し訳ありません>< (2022年1月21日 18時) (レス) @page23 id: e2e8af744b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴村十四郎 | 作成日時：2022年1月16日 15時
