本当は心配で ページ30
☆
「すいません、身内にこんなこと言うの嫌ですよね」
「別に俺はいいよ、隠すことでもないし。むしろあの男は手放さない方がいいぐらいに言っといてもらえると助かるんだけど(笑)こっちはモテるから心配でしょうがないんですよ」
「翔くんがそれ言います？(笑)」
「いやいや 、俺こんな仕事してますけど家に帰ったら何にも出来ないダメ男ですので」
みじん切りも出来ないと聞かされると
あ、これ姉貴がいるかもと思えてきた(笑)
「出会った時から素の俺を見ててくれたし、仕事一緒にし始めても態度変わんないからさ。もう俺にはこの人しかいねぇなって思うわけよ」
「そこまでいっちゃったんだ(笑)」
「向こうから別れ話されない限りは俺から言うことはないと思うよ。冷静に考えて、今のところここまで上手く行った経験がない事を考えるとこれ逃したら俺は結婚出来ない！」
なんだ、こっちはする気満々じゃん
姉貴の態度見て心配して損した
不安がってんのは姉貴の方じゃんか
「実は姉貴、親に結婚しないって結構前に言っちゃってて母さんに泣かれてるんすよ」
「えっ！？マジ？それはヤバいな…」
「過去色々あり過ぎて男は信用出来ないからもう結婚は諦めて欲しいって」
「それで、お母さんと仲は？」
「どうっすかね…その話さえしなきゃ普通だとは思うんですけど…」
その一件があったから
俺も心配になっちゃってるわけで。
翔くんに話していいものかは分からないけど
姉貴は絶対話すわけないし、
母さんとは仲直りして欲しいし仕方ない
すまん、姉ちゃん！！
その話を聞いた翔くんは
しばらく真剣な顔で一点を見つめて
「おし！分かった！行こう！」
「は！？行くんすか！？」
「俺も昔この仕事に始めて何年か親と揉めたからさ、気持ちはなんとなく分かるのよ。俺が行って何か解決することがあるならさ！」
「いやでも翔くんさっき今すぐには無理だとか言ってたじゃないっすか」
「すぐ結婚しないくせに挨拶行くのは失礼だなと思ってただけだよ、娘さんと結婚したいと思ってる男がいるぐらい知ってて欲しいじゃん？」
予定分かったら連絡するから！と
意気揚々と立ち上がった翔くんは
会場にスキップで戻ろうとする
「本当にいいの…？」
「お兄さんに任せなさい！」
「……兄貴〜…！！」
「弟増えちゃったなー(笑)」
この人なら大丈夫かもしれない
俺が姉貴にキレられそうで俺が不安だけど…
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ツバサ(プロフ) - あまりにも感情移入しすぎてそれぞれ3周ずつ読んでます…（ ; ; ）ご迷惑でなければ、またしばしば応援コメントをさせて頂いても宜しいでしょうか？ (2016年12月15日 17時) (
レス) id: 109a29668d (このIDを非表示/違反報告)
ツバサ(プロフ) - もしコメントに文字制限がなくて許されるのであれば全ての小説の好きな場面１つ１つに気持ちを書かせていただきたいくらいです…！（泣） (2016年12月15日 17時) (レス) id: 109a29668d (このIDを非表示/違反報告)
ツバサ(プロフ) - くろさきさん、お返事ありがとうございます。長男のも四男のも拝読致しました…！それぞれとっても素敵な小説で長男のもそわそわしながら続きを読みました！ (2016年12月15日 16時) (レス) id: 109a29668d (このIDを非表示/違反報告)
くろさき(プロフ) - ツバサさん» ツバサ様！嬉しいコメント本当にありがとうございます。ただただ書いてるだけだと不安になるのですが、ツバサ様のようにありがたいコメントを頂けるとこれでいいんだ！と自信が持てます。これからも読んで頂けるように頑張りますのでよろしくお願いします！ (2016年12月14日 14時) (レス) id: b8d4910ead (このIDを非表示/違反報告)
ツバサ(プロフ) - さらにそれぞれの口調や行動もまさに！といった表現がされていて一気に５まで拝読させていただきました。言いようのないときめきに襲われております…。拙い感想で申し訳ありませんが、こころより！こころより！！執筆活動を応援しております…！ (2016年12月11日 18時) (レス) id: 109a29668d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろさき
| 作成日時：2016年11月27日 23時
