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呪いの波 ページ39

そんなこんながあり、暴風大妖渦は討伐された。(戦闘シーンが書けないだけ)

リムルside

朝から討伐を始め、夕方前に終わった戦闘。
しかも最後はミリムの手加減された攻撃(あれは手加減とは言わない)。
まぁでも討伐できたので、めでたしめでたしだ。
そして俺は降ってきた丸焦げのフォビオを受け止め、降りた。

その時、ベニマルが走り出した。
その方向を見るとナニカが降っているのが見えた。
ベニマルは焦った表情で、地面にナニカが落ちる前に受け止めた。

「おい、しっかりしろ!」

ベニマルが抱えていたのは、闇耳長族だった。
長かった髪は肩よりも短くなって、服はボロ布、肌は焼けただれていた。
あまりの惨状にその場にいた俺たちは、言葉を発せなかった。

「リムル様、回復薬を…『いや、我が主人から今すぐ離れろ。今すぐにだ。』…エンロク殿…。」



ベニマルside

俺は、Aが空から落ちてきているのが見え、その瞬間考えるより先に走り出していた。

なんとか抱きとめ、Aを見た瞬間血の気が引いた。
綺麗な髪がざんばらに切られ、顔の半分や皮膚の所々が焼けただれていた。

「…お、おい、しっかりしろ!」

肩を少し揺らし、声を掛けるが一向に眼を覚ます気配がない。
焦った俺はリムル様に声をかけたが、その声はエンロク殿の声で遮られた。

「おいエンロク…その刀をどけろ。」

『いいえ、リムル様。もう契約は切れていますよ。私に命令できるのは、A様…ただお一人です。』

「そうか…これだけはしたくなかったんだがな…」

リムル様は手に黒炎を出していた。

『いいえ、離れるのはあなた方の方ですよ。早く主人から離れなければ…命を落とすかもしれませんよ。』

「どういうことだ…?」

俺は訳がわからなかった。
命を落とす…?
俺はAに触れても、どれだけ近くにいても平気だったからだ。
その時【世界の声】が響いた。

【個体名:Aの生命活動の低下を確認。これにより、スキル[死の接吻]、[禁忌の大罪]を強制解放します…成功しました。これより半径50km内の生命の吸収を開始します。】

するとAの周りから植物が枯れ始め、シオンや嵐牙が苦しみ始めた。

「A…!起きてくれ、お前は森を壊したくないって言ってたじゃないか!」

ずっと声をかけ続けた。でも、Aが眼を覚ます気配がまるでない。

「ベニマル、一旦退くぞ…街のみんなに知らせなきゃいけないしな。」

「承知、しました…。」

俺は…救えないのか?

先代→←異物



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あたりめ(プロフ) - 水の町さん» ネタ提供ありがとうございます!なるべく早くリクエストにお応えできるように頑張ります!亀更新ですが、気長にお待ちください。(*´罒`*) (2019年2月9日 14時) (レス) id: 3df21f0eb0 (このIDを非表示/違反報告)
水の町 - すいません、下のコメント、変なところに「手」の文字がはいってました。間違いなので気にしないでください (2019年2月9日 10時) (レス) id: d63218b4c0 (このIDを非表示/違反報告)
水の町 - リクエストで、 ベニマルとソウエイが夢主にプレゼントをする→それを持ってると吸いとった命を消費して、他の生物に与えられるような力が手つかえる→それが嬉しくて力を使いすぎて夢主が倒れる→二人がめっちゃ心配する。そんなのが見たいです (2019年2月9日 10時) (レス) id: d63218b4c0 (このIDを非表示/違反報告)
あたりめ(プロフ) - Nさん» コメントありがとうございます!「人工呼吸」聞いてみました!素敵な曲で主人公ちゃんのこと本当に思い出しました。素敵な曲を紹介してくれて、ありがとうございます。これからも頑張って執筆します! (2019年2月1日 21時) (レス) id: 809ccaf4f2 (このIDを非表示/違反報告)
- この小説なんか好きです!もし良いのなら「人工呼吸」という歌聞いてみてください。 (名前)ちゃんのこと思い出しますよ? (2019年2月1日 20時) (レス) id: 47989a0b29 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あたりめ | 作成日時:2019年1月7日 18時

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