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異物 ページ38

時は少し遡り、ある日のテンペスト。

その日、暴風大妖渦(カリュブティス)の復活を知らされたリムル達。
暴風大妖渦(カリュブティス)への対策会議が終わり、リムルとフューズの会話の最中に異物がやってきた。

『ジュラの森大同盟の盟主、リムル=テンペスト様とお見受けする。』

黒い霧が発生し、その中から1匹の魔物が出てきた。

「いかにも…俺がリムル=テンペストだ。で、お前はなんの用があって俺たちの街に来た。」

『私はエンロク、闇耳長族…A様の(しもべ)にございます。実はお願いがあって参上いたしました。』

エンロクはその場に跪き、リムルに頭を下げた。

「まずは内容を聞こう。願いをきくかどうか決めるのは、内容次第だ。」

エンロクはAの身に起こった事を話した。
その話を聞いたリムルは、驚きを隠せなかった。
なにせ闇耳長族が消えたと言うのだ。

「でも、なぜ俺に助けを求める?魔王とかに頼めばいいだろ。」

『そうですね…それもいいかもしれません。しかし、我が主人の気配がするところ…その場所が問題なのです。』

「場所?それはどこなんだ?」

『我が主人の気配が、暴風大妖渦から発せられているのです。』

リムルはその言葉で、エンロクがなぜ訪ねてきたのかを悟った。
暴風大妖渦の中にAがいる。つまりは、闇耳長族の力が暴風大妖渦に備わっている可能性があった。

『どうか、我が主人をお助けください。』

「じゃあ、お前は何を差し出す。お前には何ができる。」

リムルはエンロクをじっと見つめ、返答を待つ。

『…暴風大妖渦の討伐時…我が主人の救出まで、貴方様の元で力を振るいましょう。』

「よし、じゃあそれまでよろしくな!エンロク!」

エンロクは頭を下げた。
それは一時的ではあるが、主人となるリムルへの敬意でもあった。

(それにしても、見たことある顔だな…あ!ソウエイに似てる…って言うかそっくりじゃん!ソウエイがもう少し歳をとったらこんな感じになりそう!)

[個体名:ソウエイと個体名:エンロクは血縁である可能性があります。]

(やっぱり?!ちょっとベニマルたち集めなきゃ!)

その後、エンロクは鬼人たちに紹介される。
そこでも一悶着あるのだが、そこはまた別の機会に。

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あたりめ(プロフ) - 水の町さん» ネタ提供ありがとうございます!なるべく早くリクエストにお応えできるように頑張ります!亀更新ですが、気長にお待ちください。(*´罒`*) (2019年2月9日 14時) (レス) id: 3df21f0eb0 (このIDを非表示/違反報告)
水の町 - すいません、下のコメント、変なところに「手」の文字がはいってました。間違いなので気にしないでください (2019年2月9日 10時) (レス) id: d63218b4c0 (このIDを非表示/違反報告)
水の町 - リクエストで、 ベニマルとソウエイが夢主にプレゼントをする→それを持ってると吸いとった命を消費して、他の生物に与えられるような力が手つかえる→それが嬉しくて力を使いすぎて夢主が倒れる→二人がめっちゃ心配する。そんなのが見たいです (2019年2月9日 10時) (レス) id: d63218b4c0 (このIDを非表示/違反報告)
あたりめ(プロフ) - Nさん» コメントありがとうございます!「人工呼吸」聞いてみました!素敵な曲で主人公ちゃんのこと本当に思い出しました。素敵な曲を紹介してくれて、ありがとうございます。これからも頑張って執筆します! (2019年2月1日 21時) (レス) id: 809ccaf4f2 (このIDを非表示/違反報告)
- この小説なんか好きです!もし良いのなら「人工呼吸」という歌聞いてみてください。 (名前)ちゃんのこと思い出しますよ? (2019年2月1日 20時) (レス) id: 47989a0b29 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あたりめ | 作成日時:2019年1月7日 18時

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