闇ノ精霊【転スラ】

まどろみ ページ37

Aside

起きているのか寝ているのかよくわからない…でも、周りがどんな状況なのかはよくわかった。
今私の周りには、大きな鮫みたいな魔物が何匹かいて…その鮫を攻撃している人たちがいること。

その中に、エンロクがいる事。

そして、私のほかに何かがいるということ。

ここでは私の意思なんて関係ない。
私が叫ぼうが暴れようが周りには伝わらない。
でも、痛覚だけは生きていた。
何かに攻撃されれば痛いと感じた。
痛すぎて、［痛覚無効］を獲得したぐらいだ。

あ、今近くを飛んでるのスライムさんだ。

スライムさんまで攻撃してくるなんて…この体はいったいなんなんだろう…？
そんなに嫌なやつなのかな…。
だったら、そんな奴の中にいる私は…なんなんだろう。

こんな事…してるってベニマル君とソウエイ君が知ったら、嫌われちゃうかな…？
…もともと友達だと思われてないのかも知れない…それは…嫌だな。



それにしても変だな。
こいつの体自体は再生してるのに、私は傷が増えていくだけで、一向に治る気配がない。
お陰で服もボロボロで、ボロ切れを着ているみたいだ。
せっかく伸ばした髪の毛も肩より短くなってる。
それに、眠たいんだ。体から力が抜けて、意識が朦朧として…周り、の音も…遠くなって…もう、眠いや…お、や……み…。





※短いですがキリがいいので今回はここまでです。
話がなかなか進まずすみません。多分これからもこんな牛歩みたいな話の進み方です。
待ってくれているみなさん、見捨てないで下さい…！｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡
これからも頑張って執筆活動します！
Byあたりめ

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