検索窓
今日:50 hit、昨日:56 hit、合計:260,427 hit

予兆 ページ35

Aside

あの妖刀事件から結構な日数がたった。
私たちはあの街を出て、ジュラの森の最北を取って西に向かっていた。

なぜ?と言われると、一度見てみたかったらかな…私の生まれた場所、武装国家ドワルゴンを。

誰にも悟られないようにオーラを遮断して慎重に進む。
ここら辺にも、あのスライムさんの警備隊が来ることもあるから。
何事も慎重に…時に大胆に…ってね。

『主人よ、少し休まれた方がよろしいかと。』

「…だ、大丈…夫よ、ここ、じゃ…命を、吸えない、もの…早く、この森を…出なきゃ…」

そう言っても、やっぱり体が鉛みたいに重たくて…言う事を聞かない。
魔物をの命を食べたはずなのに。

この森に来てから、空腹感と飢餓感が増したように感じた。
そしてこの森に良くなものがあることも。

『主人、時期に日が暮れます。今日はここで野営を致しましょう。このままでは、主人が倒れてしまいます。』

「…わかった。私はここにいるから、生きた魔物をここに連れてきて…その魔物の命を食べるから。」

『承知。』

エンロクは音もなくその場から消えた。
エンロクが姿を消すと、急激に睡魔が押し寄せてきた。
何故かは分からない…でも目を閉じる前に見たのは、怒った仮面をつけた…大きな男だった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

エンロクside

私は魔物を眠らせ、主人の待つ野営地に戻った。
しかし…

『主人…?』

そこに主人の影はなく、主人の身につけていたローブだけが残されていた。

主人が居ない…誰かに連れ去られたと考えるのが妥当か。
私は眠らせていた魔物を喰い、助けを求めるため魔物の街…テンペストへと向かった。

ー主人を救うために、手段は選ばない。それが私の信条だ。ー

設定2→←妖刀



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (111 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
299人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あたりめ(プロフ) - 水の町さん» ネタ提供ありがとうございます!なるべく早くリクエストにお応えできるように頑張ります!亀更新ですが、気長にお待ちください。(*´罒`*) (2019年2月9日 14時) (レス) id: 3df21f0eb0 (このIDを非表示/違反報告)
水の町 - すいません、下のコメント、変なところに「手」の文字がはいってました。間違いなので気にしないでください (2019年2月9日 10時) (レス) id: d63218b4c0 (このIDを非表示/違反報告)
水の町 - リクエストで、 ベニマルとソウエイが夢主にプレゼントをする→それを持ってると吸いとった命を消費して、他の生物に与えられるような力が手つかえる→それが嬉しくて力を使いすぎて夢主が倒れる→二人がめっちゃ心配する。そんなのが見たいです (2019年2月9日 10時) (レス) id: d63218b4c0 (このIDを非表示/違反報告)
あたりめ(プロフ) - Nさん» コメントありがとうございます!「人工呼吸」聞いてみました!素敵な曲で主人公ちゃんのこと本当に思い出しました。素敵な曲を紹介してくれて、ありがとうございます。これからも頑張って執筆します! (2019年2月1日 21時) (レス) id: 809ccaf4f2 (このIDを非表示/違反報告)
- この小説なんか好きです!もし良いのなら「人工呼吸」という歌聞いてみてください。 (名前)ちゃんのこと思い出しますよ? (2019年2月1日 20時) (レス) id: 47989a0b29 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あたりめ | 作成日時:2019年1月7日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。