変化 ページ29
Aside
荒地…つまり豚頭帝がいる場所へ向かっている。負のオーラが濃い方向へ向かえば付くのだから、何の問題もない。
そのはずだった。
しかし、私は何故かトレイニーと変な2人組の戦闘に巻き込まれていた。
私は何かをするわけでもなく、ただただ攻撃が当たらないようにしているだけ。
だって、攻撃したらこの森を枯らしてしまうから。
そのくらい私だってわかってる。ここで使えばトレイニーも変人2人も…あの街の、この森の魔物がみんな死んじゃうから。
「A…貴女は逃げなさい。」
「逃げれる状況だったら、とっくに逃げてるわ。逃げれないからここにいるの。」
そんな事を言い合っていたら、変人の1人が攻撃してきた。
そんなの当たるはずが無い。
だって私は[
この状態で攻撃が当てられるのは、相当な力の持ち主ということになる。
「[精霊召喚]シルフィード」
トレイニーが精霊を召喚した。これでこの戦闘は終わるはずだ。
早く豚頭帝のところに行って、負のオーラを集めたいのに…。
「[大気圧縮断裂]!」
トレイニーは変人に向かって攻撃していたが、いつ巻き込まれるかわからない。私はそのまま姿を消すことにした。あれが当たったら、森一帯を荒地にしなければならなくなるから。
もう、エンロクは着いているかな…?
私はそんな事を気にしながら、目的地へと向かった。
私の事をじっと見つめている仮面の男に気づかずに。
私が目的地に着いた時には、あのスライムの配下が豚頭族の軍勢を押し返している最中だった。
「ここの負のオーラは一段と濃い…これでなんとか2年は何もしなくても大丈夫そう。」
でも、この頃…負のオーラを集めても、何か飢えの様なものがずっとある。
その飢えは、日に日に大きくなってきていて、今では[死ノ接吻]の制御が出来なくなってきていた。せっかく覚えて、この森をでていける様になったのに?
何に飢えている?私は何を欲しているんだろう…?なぜ、こんなにも喉が乾くの…ねぇ、私は何を…。
文字数の関係上、次に続きます。
299人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「転生したらスライムだった件」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あたりめ(プロフ) - 水の町さん» ネタ提供ありがとうございます!なるべく早くリクエストにお応えできるように頑張ります!亀更新ですが、気長にお待ちください。(*´罒`*) (2019年2月9日 14時) (レス) id: 3df21f0eb0 (このIDを非表示/違反報告)
水の町 - すいません、下のコメント、変なところに「手」の文字がはいってました。間違いなので気にしないでください (2019年2月9日 10時) (レス) id: d63218b4c0 (このIDを非表示/違反報告)
水の町 - リクエストで、 ベニマルとソウエイが夢主にプレゼントをする→それを持ってると吸いとった命を消費して、他の生物に与えられるような力が手つかえる→それが嬉しくて力を使いすぎて夢主が倒れる→二人がめっちゃ心配する。そんなのが見たいです (2019年2月9日 10時) (レス) id: d63218b4c0 (このIDを非表示/違反報告)
あたりめ(プロフ) - Nさん» コメントありがとうございます!「人工呼吸」聞いてみました!素敵な曲で主人公ちゃんのこと本当に思い出しました。素敵な曲を紹介してくれて、ありがとうございます。これからも頑張って執筆します! (2019年2月1日 21時) (レス) id: 809ccaf4f2 (このIDを非表示/違反報告)
N - この小説なんか好きです!もし良いのなら「人工呼吸」という歌聞いてみてください。 (名前)ちゃんのこと思い出しますよ? (2019年2月1日 20時) (レス) id: 47989a0b29 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あたりめ | 作成日時:2019年1月7日 18時