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再会 ページ24

ベニマルside

これは俺たちがこの村に来てから、豚頭帝(オークロード)の討伐までの間であった話だ。

俺がハクロウに稽古を付けてもらったあと、ふと昔出会った少女を思い出した。
…名前はAだったか。
あいつは今どこでどうしているのかが、気になってしまった。

そんな事を思った数日後、リムル様の口から闇耳長族という言葉を聞いた。
リムル様は、Aに会ったのか?

その後リムル様に呼び出され、ソウエイと共にずっと正座をしていた。

数分後リムル様は諦めたのか俺たちを解放してくれた…あ、足が死ぬかと思った…。
でも、Aはまだこの地に居たんだな…俺たちがあの日からあそこに行けなくなった日から、会ってなかったから覚えてるのかも怪しいがな。

それから数日が経って、珍しくソウエイの方から話しかけてきた。

「ベニマル…。」

「どうしたソウエイ、何かあったのか?」

「あ、あぁ。姫様の命で少し里に戻っていたんだが…。」

珍しく言いよどんでいる姿は、少し嫌な予感がした。だいたいそういう勘は当たるんだ。

「そこに、Aがいた。」

「そうなのか。元気にしてたか?」

「…元気そうだった。俺たちと同じく、成長していた。だが…。」

「どうかしたのか?」

ソウエイは下を向きながら、黙り込んだ。
拳は固く握られ、震えていた。

「…いや、なんでもない…。すまない、引き止めて悪かった。」

「いや、こちらこそ話してくれたこと、感謝する。」

ソウエイは影移動でどこかへ行ってしまった。
あんな態度をとる時は、だいたい何か迷ってる時だ。だから、あいつが話してくれるまで俺は待つことにしているんだ。
俺も、迷ってる時は誰にも言わないからお互い様だ。

それからまた数日が経った。
村も徐々に形になってきていたある日、俺はソウエイと森にきていた。もちろん食料調達の為である。シオンが無駄にした食材の調達だ。

「シオンの奴め、 使った分は自分で補充すればいいものを…!」

「なら、お前がシオンに言えばどうだ?」

「無理に決まっているだろう!あの料理を食わされるんだぞ!」

そんなことを言っていると目の前に荒地があった。
あいつと初めて会ったあの荒地よりは小さかったが、あの荒地そっくりだった。
何故そう思ったのかはわからないが、直感的にそう思った。

「…赤鬼君…?…青鬼君…?ど、どうしてここに…。」

声のした方向を向くとそこには…。

「…A…!」

左目に眼帯をつけたAがいた。

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あたりめ(プロフ) - 水の町さん» ネタ提供ありがとうございます!なるべく早くリクエストにお応えできるように頑張ります!亀更新ですが、気長にお待ちください。(*´罒`*) (2019年2月9日 14時) (レス) id: 3df21f0eb0 (このIDを非表示/違反報告)
水の町 - すいません、下のコメント、変なところに「手」の文字がはいってました。間違いなので気にしないでください (2019年2月9日 10時) (レス) id: d63218b4c0 (このIDを非表示/違反報告)
水の町 - リクエストで、 ベニマルとソウエイが夢主にプレゼントをする→それを持ってると吸いとった命を消費して、他の生物に与えられるような力が手つかえる→それが嬉しくて力を使いすぎて夢主が倒れる→二人がめっちゃ心配する。そんなのが見たいです (2019年2月9日 10時) (レス) id: d63218b4c0 (このIDを非表示/違反報告)
あたりめ(プロフ) - Nさん» コメントありがとうございます!「人工呼吸」聞いてみました!素敵な曲で主人公ちゃんのこと本当に思い出しました。素敵な曲を紹介してくれて、ありがとうございます。これからも頑張って執筆します! (2019年2月1日 21時) (レス) id: 809ccaf4f2 (このIDを非表示/違反報告)
- この小説なんか好きです!もし良いのなら「人工呼吸」という歌聞いてみてください。 (名前)ちゃんのこと思い出しますよ? (2019年2月1日 20時) (レス) id: 47989a0b29 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あたりめ | 作成日時:2019年1月7日 18時

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