検索窓
今日:57 hit、昨日:56 hit、合計:260,434 hit

すれ違い ページ17

Aside

ヴェルドラが消滅してから何日か経った。
私の周りにも変化が起き始めた。

まず、小鬼族(ゴブリン)の村に小鬼族と牙狼族が共存している事。
しかも、小鬼族が全員人鬼族(ホブゴブリン)になっているらしい。
らしいと言うのは、私がまだ一度も見た事がないからなんだけど…。

驚くべきことに、その村の長はスライムらしい。
そのスライムの手腕は凄いもので、村の開拓を行い街にしようとしているとか。
まぁ、私には関係ない話だ。

確かこの森の大鬼族の村も豚頭族(オーク)に滅ぼされたんだよね。
子鬼君たち、死んで無いといいけど…。

話し相手のヴェルドラが消え、この森にいる意味もなくなった。でもこの森以外に住む場所がない、私はどうしたらいいんだろう…。

「教えてよ…ヴェルドラ。」

その時だった。
魔力感知を発動させていたからわかったことでもあるんだけど、牙狼族の姿が見えた。
森の探索でもしているのか、いつもとは違う匂いを嗅いだからなのかこっちに向かってきた。

私はヴェルドラの洞窟で感じたあのオーラが近づいてきているのを知り、急いでその場を離れる。

「君と会うには、まだ時間が必要かな…?だって君、まだ魔力完全じゃ無いみたいだしね…[黒霧の夢(ドリームオブスモーク)]」

私は自分のいた痕跡を残し、その場から消えた。



リムルside

俺はベニマルたちに名付けをしてから、完全復活を果たした!

そして街全体の様子を見ようと丘の上にいた。

「様になってきたな!よしよし、これなら何とかなりそうだ。」

そしたら嵐牙がいきなり森の方を向いて唸り始める。

「?どうした、嵐牙。」

「リムル様、この先に死の臭いがしまして…。調べますか?」

死の臭いか…そんなものが街の近くで発生していたら、こちらが困る。よし。

「嵐牙、その死の臭いの発生源に向かってくれ。俺もこの目で確かめる。」

「承知!」

嵐牙は風を切るように森を走り始める。
その臭いの発生源は割と近くにあったみたいで、すぐについた。だが…

「な、何だここ…!!」

それ達が見たのは一面の荒野だった。
ここはジュラの森だぞ!こんな荒地があっていいのか?!

「嵐牙、本当にここから臭いがしたのか?」

「はい…しかし、ここも死の臭いはしますが先程よりは薄くなっています。」

「何がどうなってるんだ?まぁとりあえず街に戻って聞いてみるか。」

俺はこの時気づかなかった。

荒野の所々が赤い血で彩られていた事を。

落ちアンケート、設置のお知らせ→←これからの道



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (111 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
299人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あたりめ(プロフ) - 水の町さん» ネタ提供ありがとうございます!なるべく早くリクエストにお応えできるように頑張ります!亀更新ですが、気長にお待ちください。(*´罒`*) (2019年2月9日 14時) (レス) id: 3df21f0eb0 (このIDを非表示/違反報告)
水の町 - すいません、下のコメント、変なところに「手」の文字がはいってました。間違いなので気にしないでください (2019年2月9日 10時) (レス) id: d63218b4c0 (このIDを非表示/違反報告)
水の町 - リクエストで、 ベニマルとソウエイが夢主にプレゼントをする→それを持ってると吸いとった命を消費して、他の生物に与えられるような力が手つかえる→それが嬉しくて力を使いすぎて夢主が倒れる→二人がめっちゃ心配する。そんなのが見たいです (2019年2月9日 10時) (レス) id: d63218b4c0 (このIDを非表示/違反報告)
あたりめ(プロフ) - Nさん» コメントありがとうございます!「人工呼吸」聞いてみました!素敵な曲で主人公ちゃんのこと本当に思い出しました。素敵な曲を紹介してくれて、ありがとうございます。これからも頑張って執筆します! (2019年2月1日 21時) (レス) id: 809ccaf4f2 (このIDを非表示/違反報告)
- この小説なんか好きです!もし良いのなら「人工呼吸」という歌聞いてみてください。 (名前)ちゃんのこと思い出しますよ? (2019年2月1日 20時) (レス) id: 47989a0b29 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あたりめ | 作成日時:2019年1月7日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。