海常編 ページ32
昼休みが始まってすぐ、俺は誰かに呼び出された
女のコか！？という期待はドアに立つ
黒髪の少年に淡く砕かれた
落胆したまま少年に促され人気のない
廊下に足をすすめる
何でも人前では話せない内容だそうだ
少年はくるりと振り返り
俺の顔を覗き込んできた
「こう見ると、まだ私が誰か分かってないようですね
お会いしてお話もしたのに…」
悪戯っぽく笑う彼に俺の頭が
フル回転を始める
一人称が「私」の男なんて
知り合いにいたか…？
「忘れちゃったんですか？」
微笑んだまま彼は自分の髪を一房取ると、
根元から毛先へ向かって指を滑らせた
すると指に触れた部分が変色していき
さらに指を滑らせていくと
その部分だけ髪が伸びていく
肩にかかった髪はそこだけ
触覚のように長い蜂蜜色を揺らす
森「…まさか、Aちゃんか！？」
貴「ご名答！」
触覚を指に巻きピンッと引っ張った
次の瞬間には髪は周りと同じように
黒髪、短髪になっていた
森「なんで！…せっかく可愛い素顔を持っているのに…それを隠すのか…俺には理解できない…そう、君は美しい…例えるなら」
貴「だって、笠松さんと話が出来ないじゃないですか」
長くなりそうだと悟ったAは話を本題に戻した
森「…話？笠松と、か？」
貴「はい、ですから女だって気づかないか森山さんで確認を…適任ですし」
森「…それ、どういうこと？頼られてるって考えていいのかな！？」
1人盛り上がっている森山の横でAは
携帯を取り出しさっさとメールを送る
黄「待ってたっスよ、Aっち！！」
貴「いや…早くない？りょーたっち…」
近くで着信音が鳴ったかと思うと黄瀬が顔を出す
貴「あ、笠松さんどもです」
笠「……おう」
黄瀬に続いて顔を出した笠松に挨拶をする
黄「……男装すると少しはぎこちなさが軽減るんスね…」
笠「…シバくぞ
…あの件だが一軍は全員参加する予定だ
森山は分からないけどな」
森「…ん？あの件って何？俺聞いてないんだけど！」
笠「話してないからな」
貴「えっ…と、了解しました」
苦笑しながらAが頷くと森山はさらに
笠松に掴みかかるように問いただす
森「どういうことだ！早く吐かないと……そうだ！Aちゃんの男装を解く！！」
それはそれで万々歳だ！！と森山が言うと
笠松は焦って事の全容を話始めた
貴「…ねぇ、りょーたっち…私すっごく微妙な気持ち」
黄「………俺もっス」
層雲様
雲雀ですね、了解です！
ラッキーアイテム
グローブ
今日の名言
やあ…会えて死ぬほどうれしいよ
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あんぶー(プロフ) - 復狐さん» コメントありがとうございます！すみませんが、ベルは10年後…ですかね？返信頂けたら嬉しいです (2014年10月30日 20時) (
レス) id: f1e1d7ce6d (このIDを非表示/違反報告)
復狐(プロフ) - フランとベルでお願いします!あと面白いです!!頑張ってください!!q(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ! (2014年10月30日 19時) (レス) id: 5357bce8ee (このIDを非表示/違反報告)
あんぶー(プロフ) - 層雲さん» 了解です、報告ありがとうございます (2014年10月27日 18時) (レス) id: f1e1d7ce6d (このIDを非表示/違反報告)
層雲 - すみません打ち直しました (2014年10月27日 17時) (レス) id: bac63c719b (このIDを非表示/違反報告)
層雲 - 雲雀で (2014年10月27日 17時) (レス) id: bac63c719b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんぶー | 作成日時：2014年5月16日 21時
