招待編:序章 ページ30
貴「……私って10年経ってもひねくれ者なのね」
まとめ髪に眼鏡の集中力アップスタイルで
パソコンのスクリーンを睨みつける
火「なんか分かったのか？」
貴「見てよ、これ」
火神が画面を覗き込むとそこには
『すべての答えはイタリアにあり』の文字
火「…なんだこれ」
貴「ほら、ボカリが未来の私からの伝言メモ渡してくれたでしょ？あれを解読したらこうなったのよ…」
一見するとただワインや料理名の羅列だった
しかし、自分のすることだ
何か裏があると勘づき自分の知る限りの
秀才達や専門家に協力してもらい、
解読作業にあたっていたのであった
貴「そんなわけで、私…イタリアに戻るね」
カタカタとキーボードを叩きながら
スクリーンから目を離さずにそう言った
火「…戻ってくる気はあるのか？」
貴「戻るも何も、元々私の実家はあっちだし」
Aの言う『あっち』が遠く感じた
貴「じゃ、私これからちょっと忙しくなるから…カントクに渡す書類印刷したから代わりに渡しといてくれる？」
火「あ、ああ…」
手早くパソコンの電源を落とし、
部屋着を着替えるために自室に戻るA…
取り残された火神は書類のページを捲ってみた
『合同強化合宿inイタリア企画書』
瞬間思考が停止する
火「……… What this？」
紺のワンピースに上着を羽織った
隊服姿に着替えたAは硬直した
火神の顔の前で手を振った
貴「おーい、生きてるー？」
火「A…なにがどうしたらこうなった…」
貴「セイとハヤトに相談したらこうなった！」
何冊か同じ冊子を鞄に放り込む
火「赤司か…てかどこでやんだよこれ！」
貴「大丈夫！私んち、結構広いから！」
再び硬直する火神にAは笑って
貴「じゃ、カントクに渡しといてねー！！」
火「ちょっと待て！おい！」
慌ててAを追いかけるも、Aは
既に開匣したシアンに跨って夜の街に
飛び出していった
火「……………Crazy………」
玄関先で頭を抱える火神の受難は
まだまだ終わる気配はなかった…
─────────────────────
昆布様
赤司と高尾ですね、了解しました！
投票ありがとうございます！
ラッキーアイテム
グローブ
今日の名言
やあ…会えて死ぬほどうれしいよ
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あんぶー(プロフ) - 復狐さん» コメントありがとうございます！すみませんが、ベルは10年後…ですかね？返信頂けたら嬉しいです (2014年10月30日 20時) (
レス) id: f1e1d7ce6d (このIDを非表示/違反報告)
復狐(プロフ) - フランとベルでお願いします!あと面白いです!!頑張ってください!!q(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ! (2014年10月30日 19時) (レス) id: 5357bce8ee (このIDを非表示/違反報告)
あんぶー(プロフ) - 層雲さん» 了解です、報告ありがとうございます (2014年10月27日 18時) (レス) id: f1e1d7ce6d (このIDを非表示/違反報告)
層雲 - すみません打ち直しました (2014年10月27日 17時) (レス) id: bac63c719b (このIDを非表示/違反報告)
層雲 - 雲雀で (2014年10月27日 17時) (レス) id: bac63c719b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんぶー | 作成日時：2014年5月16日 21時
