Episode 7 ページ9
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『ふんふふ〜ん』
東京のとある公園前、ｶﾞｺﾝという自販機から缶が落ちる音が嫌に大きく響く。
ﾌﾟｼｯと景気の良い音を立てて開いた缶コーヒーのステインオンタブ･･･プルタブの事ね。コクコクと苦味の利いた無糖ブラックが染みる。
いやぁ、カフェイン最高。
悟はこの味が理解できないとさ。全く、甘党は損してるよねぇ。
ミルクとシュガーをたっぷり入れたコーヒーに何が残る！コーヒーは苦いからこそ良いんじゃないのか！
･･･とまぁね、持論だから気になさらずに。
「や、辞めて下さい！！」
「辞めろ、ソイツに手ぇ出すな！！！」
「うるせぇよ。長内さん、こいつらどうします？」
「ぶん殴っとけ」
･･･気分の悪い会話だねぇ。ただでさえ今日はあの後馬鹿餓鬼共と手合わせして疲れてるってのに、ていうかやるならもっと人気の少ない場所でやれよ。呪術師バレバレだよ。
公園内で赤い特攻服を来た男達に服を脱がされかけている女性と、それを見ることしか出来ない付き合っているんだろうね、あの男の子。全く、腹が立つよ。
女を馬鹿にするようなクソ野郎は上層部だけでお腹いっぱいだっての。
ｶﾞﾗﾝｶﾞﾗﾝ
「誰だテメェ！！」
「ぶっ殺すぞこのアマ！！」
『全く。こんな夜分遅くに五月蝿いよ少年。教師として見逃すわけには行かないかな？』
「あァん！？」
「た、助けて･･･！」
空っぽになったコーヒーの缶蹴り飛ばして、相手の顔面にぶつけてやった。ほぉら、ザマァ見たことか。ヒールの先で踏み付けてやろうか？？痛いからなアレ。
そんなこっちの気など露知らず、彼らは今にも殴りかかって来そうだ。
赤い特攻服を腕まくりして、いかにも「俺強いから」アピールしてる。ちょっと恥ずかしくないのかなソレ。悟の言ってる持論くらいには恥ずかしいと思うんだけど。
だってあんな自信満々に「俺、正論嫌いなんだよね」って相手に煽るか普通。
傑も青筋ピキピキだったし、あの後の喧嘩で本校舎が半壊したよ。修理とかの頭下げは全部私がやったんだから、被害者だよ私もね。
「テメェ！女だからって容赦しねーかんな！？」
『逆に君達のような人間が容赦を知っているなぞ思ってもいなからご心配無く』
「っっ！！テンメ！！」
「お兄ちゃん、あの女の人だいじょーぶかな」
「ん･･･？って、アレヤバいんじゃね！？」
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こむたん(プロフ) - 是非とも死亡キャラも救済していただきたいです！！！更新楽しみにしてます！！！ (2021年11月25日 12時) (
レス) @page32 id: 8b046b5891 (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - 『予言しよう、君は五秒後にこの話を読み始める』残念でしたぁ〜！読み始めたのは0.34秒後ですぅぅぅぅう(ウザい)おんもしろいです！！更新頑張ってください！！！(ヒソカは三位！一位はフェイたん！！！！←) (2021年11月16日 21時) (レス) id: 0be17a4bd3 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - おもしれええええええええええええ (2021年11月15日 11時) (レス) @page10 id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
うるをる(プロフ) - とても素敵なお話で大好きです。更新楽しみにしております。 (2021年11月14日 16時) (レス) @page10 id: bb514cbffc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろおる | 作成日時：2021年11月13日 21時
