Episode 4 ページ5
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『あ、コレ美味しそう。おばちゃん、コレ五つ頂戴な』
「はいよ！お嬢ちゃんべっぴんさんだねぇ、はいコレ。オマケしてあげる」
『おや、ありがとう！』
偶然立ち寄った老舗の和菓子店で、美味しそうなどら焼きが売ってあったから買っちゃった。まぁ、五つ買った理由は言わずとも分かるよね。私、悟、傑、硝子、夜蛾ちゃんの五人分。前に夜蛾ちゃんの分忘れたら分かりやすくしょげてね。
面白かったけど。
それで、どら焼き買ったらおばちゃんがオマケにって、試作段階だって言ってた苺大福をくれた。しかも六つ。一つ見てみたけど、いますぐ売り出していいくらいには綺麗だったよおばちゃん。
『そういえば夜雀。確か平安時代に大福お供えさせてたんだっけ』
【そういえばそうだな。せっかく持って来させるならば好物の方がいい】
『それじゃこの苺大福あげようか？六つ貰って一個多かったしさ』
【分かった。帰ったら供えておけ】
『はいはい。その姿じゃ食べられないもんねぇ』
鳥の姿で何か食べようとすると、上手く呪力がコントロール出来なくなるんだって。何か･･･未覚醒の体の中に急にモノが入ると、そのモノが呪力の粒子の固まりを破壊しちゃうんだって。不思議だねぇ。
それ言ったら前に【お前にはいつか分解されそうだ】なんて言われた。失礼。
私は別に分解する気は無いかな。せめても悟の脳みそと傑の胃の中、両面宿儺くらいだよ。だって悟は六眼でしょ、傑は呪霊飲み込むでしょ、両面宿儺は普通に気になる。
夜雀分解なんてしたら八神家ぶっ壊されちゃうね。やばいやばい。
がさがさ、とビニール袋の中の大福を取り出す。
ぴりぴりと、包装紙の端と端を束ねている原材料とかが書いてある職人表示ラベルを剥がして苺大福を口に入れる。
もちが柔らかくて、のびのびしてて面白い。中の苺は何だろ、餡に包まれてる。あ、こし餡だコレ。夜蛾ちゃん気に入るだろうなぁ。知ってた？夜蛾ちゃんってこし餡派なんだよ。私てっきりつぶ餡派だと思ってたよ。
『美味しいよ夜雀、保証する』
【･･･お前が言うならばそうなのだろう。菓子一つも進化したものだな】
『夜雀が言うと説得力増すね。千年は生きてるもんね』
【お前達人間が短いのだ】
『仕方ないでしょ、神様のけちんぼが百年しかくれなかったんだから』
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こむたん(プロフ) - 是非とも死亡キャラも救済していただきたいです！！！更新楽しみにしてます！！！ (2021年11月25日 12時) (
レス) @page32 id: 8b046b5891 (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - 『予言しよう、君は五秒後にこの話を読み始める』残念でしたぁ〜！読み始めたのは0.34秒後ですぅぅぅぅう(ウザい)おんもしろいです！！更新頑張ってください！！！(ヒソカは三位！一位はフェイたん！！！！←) (2021年11月16日 21時) (レス) id: 0be17a4bd3 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - おもしれええええええええええええ (2021年11月15日 11時) (レス) @page10 id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
うるをる(プロフ) - とても素敵なお話で大好きです。更新楽しみにしております。 (2021年11月14日 16時) (レス) @page10 id: bb514cbffc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろおる | 作成日時：2021年11月13日 21時
