【東京リベンジャーズ】【呪術廻戦】私は医者であり呪術師であり。

Episode　15 ページ18

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『はーい来ちゃったよ武蔵祭り〜』


【いい加減腹を括れ阿呆者】


『酷くない？？』










八月三日、夜の武蔵祭り。
今は武蔵祭りの通りの近くの森の中に隠れてる。案外こういう所呪霊居たりするのだよ。ほら、すでにねぇ。蝿頭がぶーんぶんしてる。うるっさ。


しっしっ、と手を振って蝿頭を祓う。此処だけで蝿頭五体、ちょっとおかしいね。
ここら辺の警戒は怠れない、か。んじゃまずすることは決まったね。










『あ、おじちゃん。リンゴ飴一個』










まずは祭りを楽しまなきゃ駄目でしょ！！！？
せっかく来たんだし〜？来たくもない場所来たんだから楽しまなきゃ釣り合いが取れないって問題なのだよ。あ、このリンゴ飴泡が多くて美味しいや。


こういうお祭りのおじちゃんとかは良いよね。見知らない人だけどめっちゃ仲良くなりたくなるし。何て言うかこう･･･親近感湧くよね。ちょっとだけなんだけど、此処に来て良かった感するんだよね。


あー美味美味。リンゴ飴はさ、ちょっと、表面の、雨のところに泡がぷつぷつ浮いてる方が美味しいんだよ〜。何でかは知らないね。





すると、森の奥から二級･･･一級に相当する呪霊の気配を感じた。
ゾワッという効果音が正しいくらいに急激に発生した、肌に鳥肌を立てるような不協和な場に合わないまがまがしさ。気持ち悪さすらある。










【A】


『言われずとも分かってるさ･･･ただし一つ留意しなくてはいけない』


【何だ】


『呪霊の発生した方向に非術師が多数居ると思うんだよね、狩野ちゃん情報では今日どっかとどっかのチームが抗争起こすって言ってたのさ』


【誘導でもしておくか】


『いや･･･此処から誘導しても市街地だ。此処から動かしたくはない』










森の中でさえ此処までの威圧を感じると言うのにねぇ、近くに行ったら死なないコレ？あー、草にヒールって相性悪すぎ。走りづらいにも程があるでしょうに。


夜雀にも言ったけど、此処は森。此処を出れば非術師が集まる市街地に出ることになる。帳が張られていないということはすなわち･･･突然発現した呪霊。知性がある訳でも無いなら、片っ端から非術師を食い殺すのが呪霊の常。










『全く、リンゴ飴くらい食べさせてくれ給えよ？』

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