【東京リベンジャーズ】【呪術廻戦】私は医者であり呪術師であり。

Episode　12 ページ15

.




『いえ〜い、六本木〜』


【何処のことだ、ろっぽんぎとは】


『有名な場所だよ夜雀、そういえばこの辺りにも何か不良ちゃんがいるって狩野情報で聞いたけど』










東京で呪霊が増えたって言っても、ちょっと漠然とし過ぎなのだよね。だから狩野ちゃんに頼んで調べてもらったら、特に呪霊の多い地域があったんでーす。予想的中だね。


それが、ピッタリ暴走族のチームが仕切ってる場所と一致したのよ。
渋谷、六本木、新宿･･･あぁ、そういえば横浜も増えているって狩野ちゃんが言ってたね。まぁそっちへは他の呪術師が派遣されたらしいよ、準一級のね。東京の方が危険度的には高いから。


狩野ちゃん情報だと･･･ここら辺は"灰谷兄弟"っていう兄弟が仕切ってるらしいね。何とも当時六本木を仕切ってたチームの総長と副総長を潰したとかなんとか。というか、なんで狩野ちゃんここまで知ってるの。不思議だよ。










『んま、まずはお買い物だよね〜。せっかく来たんだし』


【お前という奴は本当に･･･はぁ、言っても聞く奴ではないが】


『うん、夜雀よく知ってるね。私は君の言葉では進路を変えるような人間じゃ無いのだよ』










流石に店内に実体姿の夜雀連れて行く訳には行かないから、此処で退場〜。
いやぁ、さすが六本木だね。まだ昼間だと言うのに人が多いや、将来硝子が成人でもしたら呑みに連れていってあげよっかな。


多分悟は下戸だよね、甘党だし。傑と硝子だけ連れていくと拗ねそうだしなぁ、将来は更にクズ人間になってないと良いんだけど。
･････････待ってコレ、フラグじゃない？


･･･ま、いっか。










『あ、コレ美味しそう〜』


「コレ？美味いよ」


「兄ちゃん！何やってんの」


『おや、この辺りの子かな？』


「そ〜、お姉さん何してんの？仕事してないの？」


『無職ではないよ、今日は非番なんだ。それよりも君達は？君達は学生してないの？』










ショーウィンドウ見てたら急に肩に手置かれて声かけられたんだけど。
でも彼らには簡単に心許しちゃダメだね〜、件の灰谷兄弟だよ。コレこそフラグだよ。やっちゃったよ狩野ちゃん。


黒と金髪の三つ編みをしている子と、黄色と水色のメッシュの子･･･
どっちがどっちか分からないね。










「俺、灰谷蘭って言うの。お姉さんは？」


「ちょ、兄ちゃん！すいません、聞き流して」


『構わないさ、私は八神A、好きに呼び給え』

Episode　13→←Episode　11

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す