ひゃくよんじゅう ページ40
『えっと、全寮制の話っすよね。それなんですけど、俺...』
rb「...えっ、俺一人暮らしになるやん！！やった〜ぜひどうぞ！」
『ふざけんなお前家賃はらってんの俺やぞ！』
隣で騒ぎ立てるロボロの襟元を掴む。なんやこのガヤ。
話がすすまんやろ、なんて徐に個性で木を取り出して口に噛ませる。少しこもった、おい！なんて声が聞こえるが、そんなん無視や、無視。
木を取り、しゃあないから離席したるわ、なんて告げてロボロは何処かにワープして行った。
はぁ、切り替え切り替え。
改めて咳払いして話を元に戻そうとする。
『あい.....先生にとっちゃ、除籍対象の問題児やと思うけど...あの、俺...は、俺なりに...やりたいことが、きまって。』
口出しゼロで、こちらを真っ直ぐ見つめる相澤にたじろぐ。
喋りづらい。何を考えてるのかわからない。
...生前では、あわなかったタイプ。苦手だ。俺が外交官に向いてない理由は、多分こういう変に気が弱くなるとこなんだろうか。
『今回の事件で、色んな正義を見ました。切島とか、プロヒーローとか、先生方も、もちろんオールマイトも。
自分にとってのヒーローが向こうにいるからって、そんな理由でグダってた自分が馬鹿みたいになるくらい...。
多分入学当時から先生に睨まれてたのも、俺がこんな半端もんやったからやと...思うんすよ。
でも俺、こうやってヒーローの卵と一緒に過ごして...ヒーローを、目指したいって思うようになったんすよ。』
『今度は、ちゃんとした俺の意思で。
仲間の為に、全力で命張れるような友達を、俺が、...全力で命張って、守れるような...ヒーローに。』
意思だけじゃ足りない。お気持ち問題じゃない。
目を逸らさずに、俺の覚悟を伝える。
今回カツキ君を助けに行ったのも多分相澤は知ってて、そんで軽い気持ちで除籍する気だ。そういう人だ。
プロが間近にいる環境で、意識から変える。本場を学ぶ。
真っ当な、正義を見てしまったのだ。
俺はそれに、憧れてしまったから。
『もう少し、
らしくもなく、頭を下げた。
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群青 - もう！！本当にこの小説だけが、生き甲斐です！！頑張って下さい！応援してます！ (2022年9月26日 23時) (
レス) id: e3c38d5488 (このIDを非表示/違反報告)
築地麻弓(プロフ) - 続き楽しみにしてます‼️ (2022年9月24日 18時) (レス) @page50 id: 9054995fa3 (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぷこーん(プロフ) - やっぱり好きだ……っ！憧れの人ですぅ〜！黒さんの書く小説だけが唯一のお気に入り作品です😍 (2022年8月22日 23時) (レス) @page49 id: 23b3a74ded (このIDを非表示/違反報告)
よくねたしおだおぉぉぉぉ！！！ - え、、やばめっちゃ面白い、もっと伸びるべき、、控えめに言って好き！この先の展開が楽しみ、、主役達の心境の変化も気になる、、。更新、まったりと待ってます！！！ (2021年12月27日 12時) (レス) @page34 id: a2762c3708 (このIDを非表示/違反報告)
頭痛が痛い豆腐 - わぁぁぁ〜〜…!!面白いです!!更新頑張ってください!! (2021年10月4日 17時) (レス) id: df03adde6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒
| 作成日時：2021年8月10日 19時
