139話 ページ42
〜東峰side〜
あー、どうしよう。今のあからさまだったよな…
つい数秒前の自分の行動を思い出し、軽く唇を噛む
A｢旭さん、なんで目を逸らすんですか｣
案の定、Aちゃんはムスッとした表情をしている
東峰｢いや…その……怖くないの？｣
A｢え？｣
女子に上目遣いで見つめられることに慣れていないため、狼狽えてしまう
東峰｢俺、ヒゲあるし身長デカいし……｣
A｢全然｣
東峰｢！？｣
思ってもいない返答で驚いた。しかも即答
A｢私の周りの人、大きい人ばかりだし…怖いとは思いませんね｣
東峰｢そっか…｣
安心して、ふぅっと息をついた
谷地ちゃんが来た時、怖がられたのが少しトラウマだったから心配してた
A｢それに、ヒゲかっこいいじゃないですか！旭さん、似合ってますよ｣
二カッと歯を見せて笑顔に、ドキッと心臓が大きく反応した
東峰｢…ありがとう｣
Aちゃんみたいな妹がいて、影山は毎日楽しいんだろうな
相手を笑顔にするのが上手だ
菅原｢普通の女子なら、旭見てビビるのにな！｣
田中｢スガさん…それは言ったらダメっすよ……｣
スガの最後の一言が、クリーンヒットしたけど…
＿＿＿＿＿
日向｢A！｣
A｢何、日向？｣
近づいてきた日向に、グッと肩に手を回される
日向｢次試合どことやんの？｣
A｢あー、ちょっと待ってね｣
試合のローテーションが書かれている予定表をめくる
A｢次は音駒だね｣
日向｢やった！研磨達と試合か！！｣
ひゃっほー！と言いながら、大きく飛び跳ねた
A｢嬉しそうだね。日向｣
日向｢そりゃそうだろ！試合、すっげぇ楽しいし｣
ニコッと満面の笑みを向けてきてた
でも、そこで私が感じたのは恐怖だった
A｢そう…だね｣
強い相手と試合するごとに、どんどん成長していく
まるで
A｢日向、キミが怖いよ｣
キミはどこまで飛んでいくの？
お兄ちゃん達を置いて、飛んで行ってしまうんじゃないの？
日向｢何か言った？｣
A｢ううん。何も
頑張ってね！｣
この気持ちはわたしの中に閉じ込めておこう
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ミント - 来客が来た時には砂をかけるのが礼儀ってｗｗｗ (2023年2月10日 21時) (
レス) @page36 id: 85cc2908e9 (このIDを非表示/違反報告)
つーぼ - へっぽこリエーフwツボだわ (2020年8月14日 18時) (レス) id: f4d4b73c32 (このIDを非表示/違反報告)
猫ピース(プロフ) - 薊さん» ご指摘ありがとうございます。直させていただきます。 (2020年6月25日 12時) (レス) id: 5b1a54fd8f (このIDを非表示/違反報告)
薊 - 127話で侑が治のこと呼ぶとこが、ツムになっていますよー (2020年6月21日 16時) (レス) id: c593b9094d (このIDを非表示/違反報告)
猫ピース(プロフ) - さなやさん» 少し縁下さんをかっこよく書いてみようと思考を凝らしました笑作品を好きと言っていただけてとても嬉しいです！Part4もよろしくお願いします！！ (2020年2月15日 10時) (レス) id: 055642fb6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫ピース | 作成日時：2018年12月29日 7時
