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文化祭 6 ページ44

A「一年四組、コスプレカフェでーす!」


五色「おねがいしゃーっす」



露店が大変なことになっていることを知らないAと五色は、クラスの宣伝をするために校内を練り歩いていた



A「あぁ……周りの視線が突き刺さる」


五色「我慢しろよ。あの女子達に捕まったが最後なんだから」



二人は、クラスにいる肉食女子達の圧を思い出して身震いした



A「まー、これが終われば自由だし頑張ろう」


五色「おう」



二人は小さくため息を付いて、また宣伝を始めた



「あの二人かわいいね」


「コスプレカフェかー。行ってみようよ!」


二人の宣伝効果は抜群で、一年四組の前には隣のクラスにまで続く行列ができていたということを二人は知らない


_____



A「私ここのフロアで呼び込みしてくるね」


五色「じゃあ俺は上の階行く」



階段の踊り場で二手に別れ、Aは呼び込みを再開した



A「コスプレカフェでーす。どうですかー?」



Aは周りからは白い目で見られていると思っているが、実際はチャイナ服というかわいらしい姿だから注目を浴びていたのだ



「君!」


A「はい?」



背後から肩を叩かれて振り向くと、金髪やピアスを多く開けた柄の悪そうな男が二、三人立っていた



「そのコスプレカフェ?どこにあるの」


A「はい。ここの廊下をまっすぐ行って…」


「えー?よく分かんないよ」


「ちゃんと案内してくれない?」



その中にいた一人に腰に手を回され、慌てて距離を取った



A「あの、触らないでください」


「はぁ?」



一気に機嫌が悪くなった男は、Aを睨みつけた



A「だから、」
及川「すみませーん。俺の彼女に何か用ですかー?」



Aの言葉に爽やかな声を被せ、Aの肩に手を回してきた



「誰だよ。部外者は入ってくんな」


A「お、及川さ……んぐッ!?」



いきなり手で口を覆われ、その上に及川は唇を押しつけた



及川「今から彼女と楽しいことする予定なんで。お兄さん達はあっち行ってくれません?」


「……チッ」



男達は及川の冷たい視線に少し怯み、その場から離れていった



及川「ごめんねー、驚いちゃったよね」



パッと手を離し、いつもの笑顔をAに向けた



A「ごめんねー、じゃないですよ!だって、今……」



手の上であったが、公共の場でキスをしていたことには変わりは無い


口を震わせ、Aは顔を真っ赤にした

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猫ピース(プロフ) - あんこさん» ありがとうございます!更新が遅くなってしまっていますが、早く上げられるように頑張ります!! (2020年6月4日 9時) (レス) id: 5b1a54fd8f (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - めちゃ好きです!更新頑張って下さい! (2020年5月30日 13時) (レス) id: 922d9dcc2b (このIDを非表示/違反報告)
猫ピース(プロフ) - 愛甘さん» コメントありがとうございます!文化祭のリクエストはいただいているので、お泊まり会を書かせていただきます!! (2020年4月27日 12時) (レス) id: 0e0afae3b3 (このIDを非表示/違反報告)
愛甘(プロフ) - 本編も面白いですが、番外編もとても面白いです。文化祭とかお泊まり会見てみたいと思いました……。更新頑張ってください! (2020年4月26日 22時) (レス) id: 93aef9f3cf (このIDを非表示/違反報告)
猫ピース(プロフ) - 波瑠さん» コメントありがとうございます!文化祭ですね!了解です!! (2018年7月19日 10時) (レス) id: d5b0f2b75f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:猫ピース | 作成日時:2018年4月30日 15時

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