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・24話 ページ25

A「あのさー、秋兄ぃ」



木葉「何だよ。ていうか、頭グリグリすんな!」



晩ご飯ができるまでの間、くつろいでいる秋兄の頭を後ろからグリグリして遊んでいた



まぁ、注意されてもやめる気はないけど



A「私、明日赤葦さんと出かけるんだけどさ」



木葉「は?赤葦と!?…痛っ!!」



勢いよく振り返ったものだから、首からグギッという痛そうな音が聞こえた



A「うん、買い出しにね」



木葉「そ、そうか…で。何悩んでるんだよ…」



秋兄の頭を触っていた手をピタッと止める



A「……なんで私が悩んでるって分かったの?」



木葉「は?分かるに決まってんだろ。何年従兄やってると、思ってんだよ」



ニシシッ、と秋兄は無邪気な笑顔を見せた



A「…そうだったね」



あー。やっぱり、バレてたか



木葉「で?何悩んでるんだよ」



A「…私、赤葦さんと会話できるか不安なんだ」



木葉「赤葦と会話?」



秋兄はキョトンとした顔をした



A「そう。なんかさ、赤葦さんってクールだから…何話せばいいか分からないんだ……」



木葉「そうか?普通に話せばいいじゃんか」



A「なんか…できないんだよ。



人と話すの、苦手になっちゃったのかな……?」



ギュッと、秋兄の髪の毛を掴む



木葉「珍しいな。Aに悩み事があるなんて」



A「そう?人並みには悩んだりしてると思うけど……」



木葉「そうか?だけどな…



碧斗と両親がいなくなってからお前、大切なことをあまり人に相談しなくなっただろ」



A「……別に、そんなこと…」



すぐに否定することができなかった



それは、いくつか思い当たる節があったからだ



木葉「心配してたんだぞ。そのうち、学校にも行きたくないとか言い出すんじゃないかって」



A「それはないよ…だって……」



木葉「信じられる人がいるから…だろ?」



A「!」



木葉「俺も月希も…もちろん木兎達だって、お前のこと大切に思ってる



……だからさ。今みたいに、困った時はいつでも相談しろよ」




A「……秋兄のばぁか」



グシャグシャと頭をかき回して、リビングを出た



木葉「……素直じゃねーな」

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猫ピース(プロフ) - おもちさん» ありがとうございます!!最近忙しくて投稿できていませんが、落ち着いたらまた投稿するので少々お待ちください(o_ _)o (2019年2月15日 17時) (レス) id: c06ce529db (このIDを非表示/違反報告)
おもち - 木葉がかっこいいです(^^)続きがめっちゃ気になるんで、主さんのペースで頑張ってください!応援してます(*^◯^*) (2019年2月12日 19時) (レス) id: 7145a4fb65 (このIDを非表示/違反報告)
猫ピース(プロフ) - 速水ヒロcv前野智昭love♪さん» コメントありがとうございます!読み直していただけて嬉しいです。木葉君、カッコイイですよね!!もっと梟谷を研究して、作品を書けるようにします! (2018年10月6日 11時) (レス) id: 231c5f83ee (このIDを非表示/違反報告)
速水ヒロcv前野智昭love♪(プロフ) - 猫ピースさん初めましてコメント失礼します。この話は前々から気になっていて一度拝見したときにコメントをお書きするのを忘れてしまい。もう一度読みました。木葉君カッコいいですよね?俺(※男です)木葉君と赤葦君が好きなのでこの話は俺のドストライクのお話です。 (2018年10月2日 21時) (レス) id: 5e287a4c41 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:猫ピース | 作成日時:2017年12月4日 23時

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