番外編3 ページ30
貴方side
『っん、は、悟、やめっ…んぅ…!』
息苦しさと、悟を止めたくて口を開けば、ぬるりと侵入してくる、悟の厚い舌。
それはグチュ、グチュと厭らしい音を立てる。
ねじ込まれた舌が、俺の口内をゆっくりと、確実に溶かすようにかき混ぜる。
『んっ、ふぁ、う…!』
手足に力が入らない。
俺は立っていられなくなり、がくっと倒れ込みそうになって、悟に抱き抱えられる。
くちゅ、という水音の後に、俺と悟の間に透明な糸が伝った。
悟はそのまま俺を横抱きにして、ベッドまで運ぶ。
ドサッと乱暴に下ろされる。
『いっ……』
その俺の上に馬乗りになる悟。俺を見下ろすその瞳はいつもの悟じゃない。
ぽろっ…と涙が零れた。
怖い、恐い。 嫌だ、厭だ…!
頭の中を支配する恐怖。悟はそんな俺を見て、ぺろっと涙を舐める。
悟「…Aは嫌?僕にヤられるのは。僕は…嫌じゃない。むしろこの部屋を作った奴に感謝してるよ。」
『なん、で…?』
悟「だって僕、ずっとAとヤりたかった。嫌われたくなかったからキスですませてたけどね…」
はは、と自嘲気味に笑う悟。そして、するりと俺の頬を愛しそうに撫でる。
その瞳は、さっきまでの勢いはなく、いつもの悟の瞳で、どこか安心する自分がいる。
悟「…でも、さ?」
ニヤッ…と笑う悟。
俺は本能的に危険を察知し、身を捩るが…。
悟「ヤらないとここから出られないんだもんね?????
つまり、Aがここから出たいなら、今から僕とすることは、合意の上でのことになるよね♪」
ククッ、と嬉しそうに目を細める悟。
あぁ。なんだ。
もとから俺に選択肢は無かったんだな。
俺は全てを諦め、悟の首もとへと腕を回す。
悟はそれを見て、「ククッ」と再び笑うと…
悟「やっとAとすることができる。」
そう呟いて、噛みつくように俺にキスをした……。
fin
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作者文才無さすぎ。とりあえず番外編はこれにて終わりっす………。
ちゃんと本編書きます、ハイ。
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ぽんず(プロフ) - 完結おめでとうございます!そしてお疲れ様です!是非とも番外編を作って頂きたいです!! (2021年2月14日 17時) (レス) id: 22afa4f87f (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺夜 - 完結、お疲れ様です!めちゃくちゃ面白かったです!ぜ、是非とも番外編も作ってほしいです!読みたいので!お願いしますっ! (2021年2月14日 11時) (レス) id: 6c7d93c75a (このIDを非表示/違反報告)
黒猫静 - 推しって…旦那だよね!?さん→えへへ、頑張ります! (2021年1月31日 16時) (レス) id: e2d9da3aac (このIDを非表示/違反報告)
推しって...旦那だよね!? - オォォォォォォ――――――!!!面白ことになっとる!続きがめっちゃ気になる...!どうなっちゃんだろ!?更新頑張って下さい!応援してます! (2021年1月30日 18時) (レス) id: a175662a1a (このIDを非表示/違反報告)
黒猫静 - 黒狼さん→ありがとうございます!展開はね…(((←お楽しみです!w (2021年1月22日 17時) (レス) id: e2d9da3aac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒猫静 | 作成日時:2021年1月15日 17時