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あぁ、もうダメだっ……。




反射的に目を瞑る。


しかし聞こえてきたのは


聞き覚えのある声だった。





「アーヤッ!!」



…若、武…?



頭がハテナ状態になってしまった。

あれ、チャイムがなって、ドアが叩かれて、



それは、普通じゃない人だったはず…


あれれ?



「…この声…

若武、とかいうチビだったやつの、声?」



しょうちゃんがきいてくるので、わたしも頷き返す。



「…ん、多分。

とりあえず、廊下出てみよ。」


「そうだな。」




二人でゆっくりドアを開けてみた。


やはり、そこにいたのは……



「アーヤ、アーヤッ!!

いないのか!?」



やっぱり若武だった。



「…若武……どうしたの?」




私が聞くと、若武はバッとこちらを振り替えって、ずかずかと歩み寄ってくる。


…………?



「…アーヤ!!


良かった、無事だった……。」



私としょうちゃんは顔を見合わせる。



無事って……なんのことだろ。





「…若武、無事ってどういう事?



私はずっとしょうちゃんといたから、全然大丈夫だよ?」




若武は少し目を見開き、肩をガックリ落とした。




……何?



「…あー、そうだったな。


でも、そいつといる方が危ないと思うけど。」




…むっ。


「…しょうちゃんは危なくないよ。

ずっとそばに居てくれたもん。」



若武はもっと肩を落とす。



「…だーかーらー…


それが危な……、」


若武がそう言うと同時に、玄関がバタンッと開く。

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設定タグ:探偵チームKZ事件ノート   
作品ジャンル:恋愛
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リン - 面白かったです!!できれば続き、書いてください🙏🏻🙏🏻 (2021年11月20日 8時) (レス) @page33 id: a6b1297b7c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 未胡成さん» コメントありがとうございます* 完結してるのに…まだ読んでくださっている方がいるとは感激デスッ (2020年3月2日 17時) (レス) id: 2a25517415 (このIDを非表示/違反報告)
未胡成(プロフ) - あーあーあーあー!しょうちゃんが神過ぎて発狂レベル。KZの皆を引っ掻き回してて最高! (2020年2月29日 23時) (レス) id: 1aec104bc7 (このIDを非表示/違反報告)
花 園 彩 葉(プロフ) - ミイミさん» いえいえ!こちらこそ素晴らしい案をくださり、妄想がふくらみます笑笑。続きをお楽しみに! (2019年3月31日 20時) (レス) id: cd18520833 (このIDを非表示/違反報告)
ミイミ - 花 園 彩 葉さん» めっちゃ面白くて完結してるのにリクエスト答えてくれてありがとうございます!スッゴク続きが楽しみです! (2019年3月31日 19時) (レス) id: e9ee101e23 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花園彩葉 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/irohananahomu/  
作成日時:2018年12月28日 12時

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