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二次元しか愛せない系少女、羞恥心と名探偵 ページ10

甘味処の定員side

「ふぉぉぉ…」

キラキラと目を輝かせ乍メニューを見るお客様。
こんなにも目を輝かせ乍見る人なんて初めて見た。

「ふふふ…」

思わずその様子に笑ってしまう。
然しお客様はメニューに気を取られ全く気付いていない。


カランカラン

二人だけしか居なかった店内に
新しいお客様が入店したという合図が鳴る。

…この時間帯はあの人かしら。
ほぼ毎日訪れる常連客だもの。目を向けなくても分かるわ。

私は新しいお客様にいらっしゃいませ、と挨拶をする。

*・・*・・*
Aside

カランカラン

私と定員さん、二人だけしか居なかった店内に
扉を開いた合図が鳴り響く。


「っはぁ〜…あっつい!

何で日本の夏はこう、ジメジメしてるのさ」

独り言を漏らし乍、私の横にどかっと座る、何とも探偵の様な不思議な格好をした糸目の人。

少し驚いて、何十秒かその人を見つめていると

「…見ない顔だな。君は誰だ?」

突然こちらに体を向けてそんな質問をされる。
結構、厭極度と云っていい程の人見知りの私には耐えきる事が出来なかった。


恥ずかしさとか怖いとかそう云うものじゃなくて
初対面の人には滅法(めっぽう)弱い。


「…ねぇ、」

「はひっ!?」

またもや突然話し掛けられて咄嗟に変な声が出た。もう羞恥心でどうにかなりそうだ。


…定員さん、地味に笑いをこらえてるの見えますよ()


「わ、私は、





…何なんでしょう?←」

「厭それ僕が聞いてるの←」

糸目さんの的確なツッコミ。ナイス←
私も遂に逝ってしまったか…(頭が)
また羞恥心が込み上げてくる。

今すぐにでも叫び乍走り回りたい。

すると糸目さん(仮)は

「ふーん…まぁ良いや、君にはあんまり興味無いし。

僕の名は江戸川乱歩!世界一の名探偵さ!!」

厭、ちょっと待て。処々突っ込ませろ(

突然君は誰だって云われてから君には興味無いしって何や!?矛盾してんだろ!?←

後、世界一の名探偵?そんな話があr((「ねぇ」

心の中で悶々としていると、糸目(じゃなくて江戸川さんが話し掛けてきた。

「…っへ?」

「今君、僕が本当に世界一の名探偵なのか疑ったでしょ?」

その言葉を聞いて背筋がヒヤリとした。
…若しかしてこの人の云っている事は本当なのか?

「…っじゃあ、私がこの後何をしようとしているのかを当ててください。

当てられれば、名探偵と認めます」

相手の目をしっかりと捉えて、はっきりと声に出してそう云った。

…大きな進歩じゃん。私。

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設定タグ:二次元現実逃避 , 文スト , 文豪ストレイドッグス   
作品ジャンル:アニメ
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氷華(プロフ) - 自分のペースでゆっくり書いて欲しいです(*´ー`*)これからも応援してます!! (2019年2月25日 22時) (レス) id: ed00fd4798 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレヰト - とても面白いので、ふっとネタが降りて来た時にでも書いてくれれば嬉しいです!別に、文がおかしくても構いません!間違えたら直せばいいんです!検討お願いします! (2019年2月17日 19時) (レス) id: 9bf0bfde55 (このIDを非表示/違反報告)
雨咲 水葉(プロフ) - 自分のペースでのんびりと書いてもらえればうれしいです。この作品の中好きだったので(半分ないよう覚えてないや。汗)とにかくこの作品、途中半端で終わらさずゆっくりでいいのでつづきお願いしますm(_ _)m (2019年2月11日 20時) (レス) id: c9fa56c96c (このIDを非表示/違反報告)
怜奈(プロフ) - 続きをオオオオオオオオーーーーーーー(///ω///)♪ (2018年5月6日 21時) (レス) id: 14ed024632 (このIDを非表示/違反報告)
雨傘響音(プロフ) - あれ…中也さん、夢主誘った本来の目的は…?(;´・ω・) (2018年4月7日 14時) (レス) id: f78f4d1bf8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:お布団@自宅警備隊No.7 | 作成日時:2017年6月19日 19時

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