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Noside
「あっ、だめ、コレ食べたい…」
「取りすぎだろ」
二人の目の前の机には、多くの銀の皿の上に乗った、見るからに甘そうな沢山のデザァト達。
Aの皿にも、それに負けない程のデザァト達がキッチリと列を成している。
「別にバイキング何だからさ!!いくら取ったって大丈夫だって!!」
中也の方には一切目も向けず、デザァトをひょいひょいと自分の皿に乗せていくA。
「(まぁ、何か楽しそうだし、良いか…)」
「良し、コレでいいかな!」
目をキラキラ輝かせながらそう云ったAの手には、ギュウギュウにキチンと整列させられたデザァト達が。
「…そンなに食べ切れんのか?」
少し心配そうな顔で問う中也。
Aの皿に乗せられているデザァト達は、約三十個程だろうか、と中也は推測する。
「大丈夫だって!中也も、もうそれだけでいいの?」
中也の皿には、Aと比べ、余り甘くなさそうなココアケェキ等が、五つ程あるだけだ。
「嗚呼…そンなに甘いモン好きじゃねェしな
それにもう手前見てるだけで、腹一杯なりそうだわ…」
そう中也が云うと、「じゃ、席に戻ろっか!」と子供の様な無邪気な笑顔でAは云った。
____
「スゲェ食べっぷりだな…」
「ほう?ほんなことはいよ?(そう?そんな事ないよ?)」
「食ってから話せ」
次々とデザァト達を口へと運んでいくAに、中也は目を奪われる。
「…嗚呼〜幸せなんじゃあ〜」
「へいへい、それは良かった。
…俺もそろそろ食うか」
中也はそう云い、珈琲ゼリーを手に取る。
Aその様子を食べるのを中断し、じっ、と中也が取ってきた皿のデザァトを見つめる。
「…なんか中也…苦めのデザァトばっかりだね」
「嗚呼?…甘いモンは別に嫌いって理由でもねェんだけどな…
俺は何方かと云うと苦めなモンが好きだ」
ゆっくりと口に珈琲ゼリーを運んでゆく中也。
Aは不服そうに、口を尖らせていう。
「えぇ…甘い物の方が美味しいのに…っ!!」
Aは何かを思いついたように、目を見開き、口元をにやけさせる。
「??」
中也はそんなAを見て、頭にクエスチョンマークを浮かべるが、気に止めずに、デザァトを食べ続けていた。
、
_この後中也の身に、災難が降りかかるとも露知らずに。
ーーー
語彙力よ…逝ったのか…ははっ(乾いた笑み)
あ、帰って参りましたぁ〜!ドンドンパフパフ/
此から更新頑張っていきますで、よろしくお願い致します!
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氷華(プロフ) - 自分のペースでゆっくり書いて欲しいです(*´ー`*)これからも応援してます!! (2019年2月25日 22時) (レス) id: ed00fd4798 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレヰト - とても面白いので、ふっとネタが降りて来た時にでも書いてくれれば嬉しいです!別に、文がおかしくても構いません!間違えたら直せばいいんです!検討お願いします! (2019年2月17日 19時) (レス) id: 9bf0bfde55 (このIDを非表示/違反報告)
雨咲 水葉(プロフ) - 自分のペースでのんびりと書いてもらえればうれしいです。この作品の中好きだったので(半分ないよう覚えてないや。汗)とにかくこの作品、途中半端で終わらさずゆっくりでいいのでつづきお願いしますm(_ _)m (2019年2月11日 20時) (レス) id: c9fa56c96c (このIDを非表示/違反報告)
怜奈(プロフ) - 続きをオオオオオオオオーーーーーーー(///ω///)♪ (2018年5月6日 21時) (レス) id: 14ed024632 (このIDを非表示/違反報告)
雨傘響音(プロフ) - あれ…中也さん、夢主誘った本来の目的は…?(;´・ω・) (2018年4月7日 14時) (レス) id: f78f4d1bf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:お布団@自宅警備隊No.7 | 作成日時:2017年6月19日 19時