二次元しか愛せない系少女、本気の注意報(色々と) ページ39
引き続き中也side
「っつーか手前は高校行ってねぇのか?」
そう質問すると、僅かだが、Aの肩が揺れた。
「…退学した。私に合わなくて。
…まぁ他にも理由は在るけど」
少し悲しそうな瞳で、下の方を見つめる。
…此奴、訳アリなのか。
俺は自分の手をAの頭に乗せて、ポンポンと軽く叩く。
「…聞いて悪かったな」
Aはそんな俺を、琥珀色の瞳で見つめた後、ニコッと笑って
「…なぁにしんみりしちゃってんの?
何時もの"素敵帽子"さんらしくないよ」
と背中をポンっと叩いた。
すると、Aはイヤホンを外して、そこの案内板にあったパンフレットを見乍呟く。
「さぁて、何処に行こうか…何か案ある?」
「…映画とかじゃねぇか?」
「あ、いいね」
あー…でも水族館も良いなぁ…でもスイーツバイキングも捨てがたい、と呟く。
「…じゃあ、全部行くか」
「え、でもそんな時間無((「今日、夜暇か?」…特に予定はないけど…」
頭の上にクエスチョンマークを浮かべたAの方へ向き、手を差し伸べる。
「それじゃあ、行くか。A」
その姿に、Aは目を見開いて、
「…ごめんなさい、私は二次元の嫁達しか愛せないの!!!!」
と大声で叫ぶ。
その姿に周りの人々が、何だ何だ、と俺らをジロジロと見る。
「…って何で俺が振られたみたいになってンだよ!!
っつーかこういう所こそ読者の期待に答えてやれよ!!(メタ発言←)」
「矢っ張り、私は二次元しか愛せないの…!
貴方の事は如何しても愛せない…」
そう格好をつけて云うA。絶対此奴巫山戯てやがる。
その証拠に口角が微妙に上がっている。
そんなAに俺は
「悪ふざけが過ぎンぞ!!←」
と本心をぶつけてやった。
Aは真顔になって
「いや、さ、ここで中也の手を取っちゃったらもう"二次元しか愛せない系少女"じゃ無くなっちゃうじゃん?
アレだよ、良くある題名詐欺的な←」
急にメタなことを語り出すAにもう諦めの道しか見えねェ。
…だから名前が嫁愛してるだったのか…と心底納得する。
「…行くぞ」
と云うと、Aは素直に
「はぁい」
と俺の後ろを付いてきた。
ーーーー
<番外編的なもの>
「そういや、何でデェトに来てくれたンだ?」
「…丁度買物したかったからってのがあるからかな〜
最後に此処に来たのが四年以上前だったから、迷子になりそうで来れなかった」
_人人人人人人人_
>迷子になりそう<
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
二次元しか愛せない系少女、服屋さん→←二次元しか愛せない系少女、呼び名
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氷華(プロフ) - 自分のペースでゆっくり書いて欲しいです(*´ー`*)これからも応援してます!! (2019年2月25日 22時) (レス) id: ed00fd4798 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレヰト - とても面白いので、ふっとネタが降りて来た時にでも書いてくれれば嬉しいです!別に、文がおかしくても構いません!間違えたら直せばいいんです!検討お願いします! (2019年2月17日 19時) (レス) id: 9bf0bfde55 (このIDを非表示/違反報告)
雨咲 水葉(プロフ) - 自分のペースでのんびりと書いてもらえればうれしいです。この作品の中好きだったので(半分ないよう覚えてないや。汗)とにかくこの作品、途中半端で終わらさずゆっくりでいいのでつづきお願いしますm(_ _)m (2019年2月11日 20時) (レス) id: c9fa56c96c (このIDを非表示/違反報告)
怜奈(プロフ) - 続きをオオオオオオオオーーーーーーー(///ω///)♪ (2018年5月6日 21時) (レス) id: 14ed024632 (このIDを非表示/違反報告)
雨傘響音(プロフ) - あれ…中也さん、夢主誘った本来の目的は…?(;´・ω・) (2018年4月7日 14時) (レス) id: f78f4d1bf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:お布団@自宅警備隊No.7 | 作成日時:2017年6月19日 19時