二次元しか愛せない系少女、絶賛狙われ中です【文スト】

二次元しか愛せない系少女、名探偵の疑問 ページ6

乱歩side

太宰が勝手に立ち上げた探偵社サイトに真逆の
依頼が来ていて調査員達は大騒ぎ。

僕は「煩い…」と、呟きながらもその依頼には少し興味があった。

まぁ、最近推理する程の事件も無く、ポオ君の小説が出来るまで、暇で暇で仕方無かったから、少し、電子手紙の内容に耳を傾けた。


その依頼内容には、気になる点は沢山あった。


この文章には何かがある。可笑しい。
そう直感的に思った。

僕は頭を回転させて、先程太宰の朗読した電子手紙の内容をもう一度思い返してみると＿

＿一つ、疑問点を見つけた。


然し無能な調査員達は全く気づいていない様子だったので、
世界一の名探偵のこの僕が今から凡人達に説明してあげる所だ。


少し間を置いてからこう云った。


「その文章の中に、

『少しでも貴殿らのお力になれるよう、
届いた電子手紙と発信元の地図を
スクリーンショットしてこの電子手紙に添付しておきます。』

って云う文があったでしょ？

此の添付された画像を見る限り
GPS機能も付いていない、
旧型のガラケーの電子手紙と特徴が一致してる。

通信速度を速めるためだろうね、
簡潔に書かれている事

其れに、何より迚画像が荒く古いのが一番の特徴だ。

厭、付いていないと云うより付けていないと云うべきか。


GPS機能の付いていない携帯の発信元を突き止める事が出来るなんて

機械に迚も詳しくて、その中でもたった一握りの技術者じゃないと出来ない技術だよ」

其処で太宰が呟く。

「と、云うことはその"捕まっている人"というのは

身元がバレてはいけない職業＿きっと情報屋辺りでしょうね。」


太宰さんは顎に手を付け、フムフムとでも云うような顔で頷く。

ーーーーーーーーー
キリが悪いけど次行きます('ω')
文字数ｩｩ←

二次元しか愛せない系少女、提案→←二次元しか愛せない系少女、通知

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す