【ハイキュー】彼女がバレーをやめた理由

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体育館へ戻るともうすでに自己紹介が終わっていた。




「きたかA。ついでにお前ら」



「うぃーす！……ん？ついで？？」

「おぉーたっつぁんチワス！！」

「よぉAー」




共に入ってきた町内会チーム。




私にとって親しいメンツの勢揃い。




「ちはー嶋さんにうっちー」

「Aー！」

「毎度思うんだけどなんで繋心と誠だけさん付け？？」



「もっちゃん来れないとかつれないねー」

「どしたの？」

「大学の勉強会だとよー」

「つれないー」



「お前ら乙女かよ」

「乙女だけども」

「Aはありえねぇわ」






ふざけてたら時間が６時半に。



「よーしそろそろ始めるぞー！！」



「「オース！！」」




端で戸惑ってる夕先輩に声をかけた繋心さん。





「悪いA！！リベロコイツに頼むわ！！
　MBやってくれ！」



「おーよ！！」




と、そこに翔陽が。




「あっアサヒさんだっ！！」





その言葉に夕先輩が反応した。




旭さん、と叫ぶ翔陽に対し夕先輩は見ようともしない。





「夕先輩、いいんですか？」




「Aっ！？いつの間に！？」




そんなことを言うほど心此処にあらず、というカンジだったんだろう。





繋心さんに押されて旭さんは体育館に入ってきた。





その時初めて、夕先輩が旭さんを見た。





だけど、旭さんはうつむいたまま。






さらに追い討ちをかけるように、セッターが足りない、と繋心さんが言った。








スガさんか、影山か。






前にでたのは、スガさんだった。

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