23時間目 ページ23
ビッチねぇさんが殺せんせーを倉庫に誘う時間らへん。
僕も渚を話に誘おうと話かしける。
『なぎ──』
「茅野、ちょっといい？」
「え、あ、うん」
朝からずっとこんな感じだ。
苛立つったらありゃしないよ。
まぁさっき僕がキスしたのも悪いけどさー、
流石にここまで避けられると、ねぇ？
カエデと歩いていこうとする渚の腕をガッと掴む。
『ごめんねカエデ。渚借りるよー』
「え、ちょっとっ！」
抵抗する渚をグイグイ引っ張って校舎裏へ行く。
『渚、あのさ──』
渚の方を振り向いた途端、
パァンっ！
頬に鋭い痛みが走る。
──さすがにここまでやられるとはね。
罵倒や罵りくらいは覚悟していた。
でも、まさか手を出されるとは。
渚は、俯いて言葉を放った。
「なんなの！？何がしたいのさAは！！
いっつもいっつもヘラヘラしてさ！！
自分の意見を伝えられないの！？見せられないの！？
──ねぇ、なんで？
なんでAはさ、そんなに平気でいられるの？
僕にとってAは友達で、喧嘩しただけで息が止まりそうなほど辛いのに。
それなのに僕にキスして、ずっと平気そうにヘラヘラ笑って。
──Aなんてさ、僕が居なくてもカルマくんさえ居ればそれだけでいいんでしょ」
そう、冷たく告げて渚は皆の元へ戻って行った。
『…………ごめんね、渚』
僕はそこで呟いて、目を閉じた。
この先の展開も分かってるんだし、もうここで寝てしまおう。
できれば、皆から認識されなくなってしまえれば。
僕だけ一方的に見てる、傍観者でいられれば。
そしたら僕は、心から笑えたのかな。
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ぼー(プロフ) - 3年前かあ笑笑 (2019年7月30日 17時) (
レス) id: 1f54df7e68 (このIDを非表示/違反報告)
白黒(プロフ) - イラさん» すいません！間違えて非公開にしてしまっていました‥‥‥。教えてくださりありがとうございます！ (2016年2月14日 21時) (レス) id: a5e0f851ea (このIDを非表示/違反報告)
イラ(プロフ) - ？？？1時間目がない気がします…！気のせいでしたらすいません！！！！ (2016年2月14日 18時) (レス) id: f97e53f344 (このIDを非表示/違反報告)
白黒(プロフ) - 咲亜さん» ありがとうございます。これから更新はゆっくりだと思いますが、頑張ります。 (2016年1月31日 16時) (レス) id: a5e0f851ea (このIDを非表示/違反報告)
白黒(プロフ) - 乃亜ラッテさん» はい。これから更新はゆっくりだとは思いますが、頑張ります。 (2016年1月31日 16時) (レス) id: a5e0f851ea (このIDを非表示/違反報告)
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