第一章.少年からの依頼 ページ5
ー1時間前
?「おねえちゃん!助けて…」
小さな6歳くらいの男の子に話しかけられた。助けて…?何があったんだろう。見たところ親もいないし、迷子にでもなったのだろうか。
『どうしたの?』
?「パパが…ゆーれいに呪われてるの…!」
『?!どうしてわかるの?』
?「見えたの…なんか、首にこんな感じのが書かれてて…」
男の子は手に、"魔"と書いた。魔…?知らない…そんな霊がいるのか…。
『?!危ないっ!』
?「えっ…」
男の子の背後に"魔"と書かれたストラップをつけた霊がいたのだ。今の私では何もできない。じわじわとこちらに寄ってくる。
?「あの時の…」
もう、だめかもしれない。霊は私達から30センチ程のところにいる。
霊「お前…許さ…い」
?「いやだ…」ポロッポロッ
『ダメっ!』
何故だかわからないが、指から光線の様な青い光が出てきて、霊に直撃した。すると…
霊「消え…く…い…めろ…」
『消え…た…』
今までこんなことなかったのに…あっ、でも…
〜回想〜
これは奈帆が5歳の時の話。
『お兄ちゃんっ!後ろ!!危ないよ!』
兄「えぇ?何かいるの?ふふっ。大丈夫だよ。」
『あぁっ!だめ!逃げて!殺されちゃう!』
兄「だから!大丈夫だっ…『危ないっ!』シュッ
。
この時はあんまり意識してなかったけど、元々こんな光線出たんだなぁ…。そういやあの時の霊も"魔"って書かれたストラップつけてたような…。
?「おねえちゃん!僕の名前は翔!ありがと!実はね、あのゆーれいがパパを呪ったんだ…」
『翔くん…いい名前だね!ここじゃ話しづらいから、ちょっとあそこのベンチ行こっか!』
翔「うんっ!」
。
『で、思い出したくないかもしれないけど、どんな風に呪われちゃったとかわかるかな?』
私は、翔くんをなるべく傷つけないように柔らかく話したつもりだったのだが、やはり自分の父親が呪われてうなされているところを思い出してしまったのだろう。泣き出してしまった。
翔「グスッパパは、っゆーれいにグスッ触られて…グズッだんだん弱々しくなっていってグスッ倒れたら……グスッうぅ…殺してやる…って…ヒック!グスッやぁだ!パパ…パパ…グスッ」
こういう時はどうすればいいんだろう…。
?「翔!何してるの!早く行くわよ!」
あれは…お母さんかな?
『翔くん、お母さんのところ行かなくていいの?』
翔「違う!あんなのお母さんじゃないっ!」
…?
『じゃああれは…誰?』
翔「霊…」
え…?
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天魔あるむ。(プロフ) - ごめんなさい…題名?みたいなやつ考えられないので記号とかになります… (2021年3月1日 15時) (レス) id: eb5fa0f0c9 (このIDを非表示/違反報告)
天魔あるむ。(プロフ) - 過去最高の順位見ただけでニヤついてしまう…これじゃやばいやつだ…、、 (2021年2月20日 21時) (レス) id: eb5fa0f0c9 (このIDを非表示/違反報告)
天魔あるむ。(プロフ) - あかねこさん» ありがとうございます!かなり遅くなるかもしれませんが更新頑張ります! (2021年2月20日 15時) (レス) id: eb5fa0f0c9 (このIDを非表示/違反報告)
あかねこ - 続きが気になります〜!ゆっくりでいいので書いてください!! (2021年2月20日 14時) (レス) id: 14cacb4dbc (このIDを非表示/違反報告)
天魔あるむ。(プロフ) - 最初らへんはあまりホラーじゃないです(´・ω・) (2021年2月10日 22時) (レス) id: eb5fa0f0c9 (このIDを非表示/違反報告)
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