【銀魂】ディスプレイの向こうのｷﾐへ.

26,ｼｬｲﾎﾞｰｲ(笑) ページ29

*銀時side

「お願いします」何て言ってみたは良いものの、Aの事だから何してくるか分かったもんじゃねェ。っつー事で一応忠告を入れる。

銀「お前の事だから俺のす、好きな奴が誰かってのは分かってると思うけどよ…名前で言うと改めてこっ恥ずかしくなるから、あいつ、とかで言ってくれ」

貴『了解しました!』

…あれ、今の忠告か?とか言った後から思ったけど、了解なんて元気に言われてからじゃ違うとは言えねぇ…!
…ま、良いか。さっきのも事実だし…。
なんて考えてるうちにAが『始めますよ!』て言って、相談が始まった。

貴『で、主人はその方の何処が好きになったんですか?』

銀「Σえﾞ、そっから言わなきゃなのか!?」

貴『話してみたら以外に楽になるかもですよ!さぁ!Come on!』←

うわぁ、今更ながら恋話がこんなに恥ずかしいなんて!久しぶりだこんなに冷や汗たらしながら恋愛話したの!!何だコレ、青春か!?あ、青春か!←

銀「まぁ…一緒にいたら楽しいし…まぁまぁ話は合うし?ｲﾗｯとくる時もあるけどよぉ、何つーか…
って、何この羞恥プレイ!?銀さん恥ずかしくて燃えちゃう!!」

貴『そのままいっそ燃えて無くなれリア充爆破しろ(ｹｯ』
銀「!?Σ」
貴『あ、何でもないです☆
それで主人、その方とどうなりたいんです?今主人が悩んでるのって正直その事でしょう』

言われてみて、「あぁ、そうだなぁ」とは思ったけど、だんだん自覚してきて、自分がこれからどうしたいかなんて想像しちまって、うわ恥ずがし、何考えてんだ俺!
そんなふうに悶々としてたらAがこんなことを言う。

貴『失敗を恐れて悶々として、結局幸せを逃すより、僕は幸せのほうに掛けたいと思いますけどね。
そうして失敗しちゃって、今僕はこんな格好になってるんだから。
主人には僕みたいになっては欲しくないです』

どうも理解が追いつかなくて、曖昧に返事をした。

そしたらAが『その返事は告白するって事ですね!分かりました頑張って下さい!』とか言い出して、やっと追いついた思考で考えてみたら、ヤバい、地雷を踏んだかもしれない。

銀「いやいやいやいや無理です!!!銀さんシャイボーイだから!!」←

貴『何言ってんｽか日本男児でしょう勇気を出して下さい1さっき｢うん｣って言ったじゃないですか!言質は取ってありますよ!』

銀「言ってねｪｪｪ!!」

.


多分この時は、Aと俺がどうなるかなんて考えても見なかったと思う。
気楽に笑っていれたらな、なんて…―――｡

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